宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/ 5/13 13:06 更新 太陽風の速度は、300km/秒台前半に下がり、とても穏やかです。今夜くらいから、弱い高速風がくるかもしれません。 担当 篠原 太陽風の速度は、320-340km/秒へ下がっています。 すっかり低速風です。 磁場強度も、3nT付近に弱まったままで、穏やかな太陽風が続いています。 太陽風の速度が、一段と下がってしまったためでしょう。 磁気圏活動も、すっかり小さくなっています。 太陽風磁場の南寄り傾向は続いているのですが、AE指数の変化は100-200nTレベルです。 今夜、もしくは明日に入ってから、太陽風の速度が上昇すると予想しています。 前周期の弱い高速風領域の回帰です。 コロナホールの規模が小さいですから、今回も小規模の変化にとどまるでしょう。 これを通過すると、静穏な太陽風が半月近く続きます。 太陽は、可視光、磁場写真ともに更新がありません。 SOHO EIT195では、明るい領域がゆっくりと西へ向かっています。 活動領域は明るく見えていますが、 X線グラフの変動はほとんどなく、この領域はおとなしくなってしまった様です。 今回は、このまま太陽は静かになりそうですが、 今回の活動領域の出現が、活動活発化の兆しだったのか、 ちょっと目を覚ましてみただけだったのか、 今後の様子を見るしかありませんが、興味が持たれます。 SOHO EIT195による、太陽コロナ。13日7時(世界時12日22時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|