宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:42)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 4 --- ---
5/ 3 --- ---
5/ 2 --- ---

黒点  5/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:27 351 +1.0
-2 h 354 +1.7
-4 h 367 +3.3
-6 h 378 +2.9
-8 h 380 +2.9
-10 h 360 +0.8
-12 h 353 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -12 3/ 16
-2 h -10 15/ 3
-4 h -10 14/ 1
-6 h -11 13/ 2
-8 h -12 10/ 3
-10 h -12 9/ 3
-12 h -11 12/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^0
5/ 4 0.7 1x10^1
5/ 3 0.5 2x10^1
5/ 2 0.7 2x10^1
5/ 1 0.6 2x10^1
4/30 0.8 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 4/29 10:40 太陽風の速度は320km/秒に下がり、低速風になっています。磁気圏もとても静かです。
2009/ 4/30 13:12 太陽に1016黒点群が現れました。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2009/ 5/ 1 11:25 1016黒点群は見えなくなりました。低速の太陽風が続き、磁気圏も静かです。
2009/ 5/ 2 06:20 320km/秒の遅い太陽風が続いています。コロナホールが、次第に太陽の中心に近づいています。
2009/ 5/ 3 08:35 300km/秒台の低速の太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2009/ 5/ 4 09:42 更新
やや低速の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏は静穏です。

担当 篠原

太陽風は、速度360〜380km/秒とやや低速で安定しています。
磁場強度も4nT付近で安定していて、穏やかな太陽風です。

磁気圏もとても静穏です。
AE指数には全く変化が見られません。
これは、太陽風が穏やかであることもですが、
磁場の南北成分の北向きが続いているということが効いているでしょう。

穏やかな状態は、もう2日ほど続きます。


SOHOはキーホールに入り、写真の更新が少なくなっています。
EIT195は止まっているので、今日はSTEREO Behindの太陽コロナ写真を掲載します。
STEREO Behindの現在の位置からは、
地球よりも3日半ほど先の太陽を見ていることになるようです。
掲載の写真は日本時間で4日の朝のものですので、
7日の午後の太陽を見ていると考えてください。

この写真では、コロナホールは既に太陽の西側に大きく移動しています。
27日周期の予想では、高速風の到来は6日頃になりそうです。
地球から太陽がこの様に見える頃には、地球は高速風領域の中に入っていることでしょう。

前周期の変化からの予想では、高速風は500km/秒台後半まで上昇し、
高速状態は4日程度続くと思われます。
それほど強い高速風にはならないだろうと思います。


太陽は無黒点が続いているようです。
掲載の写真は1日ほど遅れています。


こちらは、マニラ3日目の朝を迎えています。
軽い蒸し暑さがただよっていて、一足先に夏の朝を楽しんでいる感じです。
今日は屋外作業を行うので、暑い一日になりそうです。
明日の朝、帰国のためマニラを発ちます。
明日の記事の更新は遅くなるかもしれません。



STEREO Behindによる太陽コロナの写真。衛星の位置の関係で、地球よりも3日半ほど先の太陽を見ています。5月4日7時(世界時3日22時)
(c) NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。