宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 5/ 7 08:25 更新 太陽風の速度が、460km/秒に上昇しています。高速太陽風が始まりました。 担当 篠原 太陽風の速度が、上昇傾向に入っています。 速度の変化は、昨夜、6日22時(世界時6日13時)頃から始まっています。 360km/秒の低速状態から、ゆっくりと上昇が始まり、 半日ほど経過した現在、460km/秒とやや高速になっています。 太陽風の磁場強度は、昨日の時点で5nTに強まっていましたが、 現在まで、多少前後しながらもこのレベルで安定してます。 27日周期の図で比較すると、 前周期よりも半日ほど遅れて速度の変化がやって来ました。 前周期は、3日ほどかけて更に速度が上がって行きましたが、 今回はどうなるでしょうか。 ただし、今回も高速風領域としては、 それほど大きな変化にはならないでしょう。 磁気圏は、比較的静穏な状態が続いています。 太陽風の速度が上がって来たことと、磁場が-3nTほどの南寄りになっているため、 AE指数には200〜300nTほどの小規模の変化が発生しています。 今後も、高速風の継続に伴って、小中規模の活動が発生すると見込まれます。 高速風は、これから3日程度続くと予想されます。 開始が遅れた分、終わりが伸びるのか、 高速風の規模が小さくなってしまったのか、そのあたりも興味が持たれます。 太陽コロナは、今日もSTEREO Behindの写真です。 現在の高速風に関係したコロナホールは既に見えなくなり、 次の高速風(5月13日ころ)につながるコロナホールが、 太陽の中心を通過しつつあります。 太陽の北東(左上)には、明るい領域が2カ所見えています。 まだ地球側からは見えていませんが、ここに黒点が発生しているかもしれません。 STEREOの観測では、フレアも起こっている様です。 こちら側へ回ってくる頃が楽しみです。 地球から見える太陽面は、無黒点のままで、 GOESのX線グラフも静穏です。 STEREO Behindによる太陽コロナの写真。衛星の位置の関係で、地球よりも3日半ほど先の太陽を見ています。7日3時(世界時6日18時 (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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