宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 5/ 2 06:20 更新 320km/秒の遅い太陽風が続いています。コロナホールが、次第に太陽の中心に近づいています。 担当 篠原 太陽風速度は、320km/秒に下がり、かなり低い速度になっています。 27日周期の図では、前周期もこのタイミングではかなり速度が低くなっていて、 似た変化になっているといえるのかもしれません。 磁場強度は、4nTで安定してます。 ACEの図の中ほどで、-4nTの南向きが数時間続いています。 この影響で、小規模の磁気圏活動が発生しています。 AE指数を見ると、200〜300nTほどの小さな変動が観測されています。 どれも小さな変化で、基本的には穏やかな状態です。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、コロナホールの姿がよく見える様になっています。 27日前の写真(小さい写真)と比較してみると、位置、広がりともに大きな変化はなく、 前周期と同じような影響がやってきそうです。 高速風は、もう少し先の5月6日頃に始まると予想しています。 前周期は、550km/秒くらいまで速度が上がり、高速状態は4日ほど続きました。 太陽では、1016黒点群は見えなくなりましたが、 X線のデータで、ぎりぎりBクラスの小さなフレア活動が観測されています。 この領域は西に没してしまうため、今後は見えなくなってしまいます。 今日より5連休ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。 私は、観測装置のメンテナンスを行うためフィリピンへ行ってきます。 5月5日まで更新が不定期になりますので、ご了解ください。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。2日2時半(世界時1日17時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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