宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 4/27 10:12 更新 太陽風の速度は、380km/秒にやや下がり、穏やかです。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は少し下がって、380km/秒になっています。 変化としてはとても小幅です。 27日周期の図で見ると、ここ数日の太陽風速度はほとんど安定していると言ってよいでしょう。 太陽風の磁場強度も、5nT付近で安定しています。 南北成分も変化がとてもゆっくりになっています。 最新データでは、-2nTほどの弱い南向きが続いています。 この影響で、弱いオーロラ活動がしばらく続きそうです。 AE指数を見ると、後半部にノイズかと思うほどの、細い帯ができています。 この部分が、南向き磁場の影響でしょう。 太陽風の速度もそれほどではありませんので、小規模の変化にとどまるでしょう。 27日周期の図で、上段のグラフにようやく次の高速風が見えて来ました。 4月9日の、やっと500km/秒に届くくらいの変化です。 この時は、3日ほど経った頃に600km/秒近くまで速度が上がりました。 この高速風の発生源となるコロナホールは、SOHOではまだ見えていません。 STEREOのbehindでは、太陽の東端に見えていますので、 参考に2枚目に掲載します(小さい方の写真です)。 高速風の回帰は、5月6日頃になるでしょう。 太陽は無黒点で、とても静かです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。27日4時(世界時26日19時)。 (c) SOHO (ESA & NASA)、宇宙天気ニュース(動画加工) STEREO behind衛星による太陽コロナ写真。地球よりも、3日ほど先の太陽です。27日10時(世界時27日1時)。 (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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