宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:03)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/23 --- ---
4/22 --- ---
4/21 --- ---

黒点  4/22 (NOAA)
磁場 フレア
1015 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:48 391 +1.8
-2 h 384 -1.8
-4 h 385 +1.6
-6 h 396 +3.5
-8 h 401 +1.9
-10 h 399 +2.1
-12 h 405 -2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
17:59 -13 7/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
4/23 0.5 7x10^1
4/22 0.6 5x10^1
4/21 0.6 6x10^1
4/20 0.7 5x10^1
4/19 0.9 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 4/18 11:23 太陽風の速度は、460km/秒に上がりました。小規模のCMEが発生しています。
2009/ 4/19 11:52 太陽風は、一時的に500km/秒台に上がりました。太陽は無黒点が続いています。
2009/ 4/20 10:46 400km/秒台中盤の太陽風が続いています。磁気圏は静穏です。
2009/ 4/21 09:45 速度440km/秒で安定した太陽風が続いています。磁気圏は概ね静穏です。
2009/ 4/22 09:01 小さな黒点が出現しました。穏やかな太陽風が続いています。
最新のニュース

2009/ 4/23 08:03 更新
太陽は無黒点に戻りました。穏やかな太陽風が続き、磁気圏も静穏です。

担当 篠原

先週、アクセス件数が200万に達しました。
それに関する報告です。
宇宙天気ニュース200万カウント達成


昨日、太陽に現れた小さな黒点群、1015群は、1日で消えてしまいました。
SOHOの写真を調べると、向こう側に行く前に、消失してしまったようです。
太陽は再び無黒点になっています。


太陽風は、速度が若干下がり、昨日の410km/秒から、現在は390km/秒になっています。
このまま低速風に変わって行くのか、引き続き400km/秒前後を保つのかは、
様子を見る必要があります。

太陽風の磁場強度は3nT付近で、やや弱まった状態です。


磁気圏活動は、かなり静穏です。
AE指数は、200nTほどの小さな変化がひとつ起きているだけです。
ACEを見ると、この頃に、磁場の南北成分が-2nTほどの弱い南向きになっています。
今後も、太陽風磁場南北成分の変動に従って、
小さなオーロラ活動が発生する程度でしょう。


SOHO EIT195によると、太陽コロナは、今日ものっぺりとしています。
STEREOで先回りしても、何も見えず、
穏やかな太陽風はまだまだ続きます。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。23日7時半(世界時22日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO MDIによる、太陽可視光写真。1015黒点群は消えました。23日6時(世界時22日21時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。