宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:01)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/22 --- ---
4/21 --- ---
4/20 --- ---

黒点  4/21 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:48 411 +0.1
-2 h 410 +0.4
-4 h 408 +0.1
-6 h 415 -0.8
-8 h 412 +0.2
-10 h 429 +1.3
-12 h 435 +1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -11 4/ 4
-2 h -12 4/ 2
-4 h -12 5/ 2
-6 h -12 6/ 6
-8 h -11 9/ 3
-10 h -9 12/ 5
-12 h -10 13/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
4/22 0.4 5x10^1
4/21 0.6 6x10^1
4/20 0.7 5x10^1
4/19 0.9 3x10^1
4/18 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 4/17 11:06 太陽風は450km/秒まで上がりましたが、再び低速に戻っています。穏やかな状態が続いています。
2009/ 4/18 11:23 太陽風の速度は、460km/秒に上がりました。小規模のCMEが発生しています。
2009/ 4/19 11:52 太陽風は、一時的に500km/秒台に上がりました。太陽は無黒点が続いています。
2009/ 4/20 10:46 400km/秒台中盤の太陽風が続いています。磁気圏は静穏です。
2009/ 4/21 09:45 速度440km/秒で安定した太陽風が続いています。磁気圏は概ね静穏です。
最新のニュース

2009/ 4/22 09:01 更新
小さな黒点が出現しました。穏やかな太陽風が続いています。

担当 篠原

遅ればせながらの報告ですが、
ちょうど1週間前の4月15日に、アクセス件数の累計が200万件に達しました。
いつもアクセスしていただいて、ありがとうございます。
ここまでの歩みをまとめましたので、どうぞご覧下さい。

宇宙天気ニュース200万カウント達成

記事をまとめていて気づいたのですが、
今日のニュースを含めてもう19回書くと、2000号になることも分かりました。

ニュースはまだまだ続けて行きますので、今後もどうぞよろしくお願いします。



太陽風の速度はやや下げて、400km/秒と、平均的な速度になりました。
磁場強度も、3nTへ少し下がり、やや弱めとなっています。
前周期は、この後も400km/秒台を保ったのですが、今回はどうなるでしょうか。

磁気圏活動はほとんど見られず、概ね静穏です。
速度がそれなりにはあるので、太陽風磁場が南に振れると、
小規模のオーロラ活動は発生しています。

太陽のコロナは、全体的にのっぺりとしていて、
南極のコロナホール以外は何も見られません。
穏やかな太陽風は当分続くでしょう。


太陽の西の端に、小さな黒点が出現しました。
SOHO EIT195で、右上の明るく光っている場所です。
昨日の写真では、目立つほどではなかったのですが、急に発達した様です。
NOAAは1015番と番号を付けています。

一昨日に、無黒点がどこまで続くでしょうか、と書いた途端の出現でした。
正式には、SIDCの発表を待ってとなりますが、
今回の無黒点連続記録は25日でした。

磁場の並びは、[白(N) 黒(S)]で、
これは北半球の第24期(次の周期)の黒点群です。
非常に小さく、すぐに消えてしまいそうな黒点ですが、
現れてくれると、ほっとします。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。22日8時半(世界時21日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO MDIによる、太陽可視光写真。北西(右上)に1015黒点群が出現しました。22日1時(世界時21日16時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO MDIによる、太陽磁場の様子。新しい黒点群は、北半球の第24期の磁場極性です。22日1時(世界時21日16時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。