宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 4/20 10:46 更新 400km/秒台中盤の太陽風が続いています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 無黒点の太陽が続いています。 SIDCの報告によると、3月の最後に黒点が現れたのは、26日でした。 それから昨日まで、黒点のない日が24日続いたことになります (正確な記録は、SIDCの発表(翌月の初め)を待つ必要があります)。 SIDCの記録から、過去150年間を調べると、 これまでの最高連続記録は、1913年4〜7月の92日間です。 これにははるか遠く及びませんが、 それでも、30日以上連続した記録というのは、24回しかありません。 現在の極小期では、 昨年の2008年7〜8月にかけて、31日連続という記録がありました(歴代19位)。 この記録に達するには、もう1週間必要ですが、 現在の太陽の静かさは、このまま無黒点が続いて、 今期最長となりそうな雰囲気も持っています。 次の黒点の出現まで、しばらく意識して見ていてください。 太陽風は、400km/秒台中盤の安定した速度が続いています。 ACEの図を見ると、昨日の480km/秒から、現在は440km/秒へ少し下がっています。 一方、磁場強度は、4nT程度に戻っています。 磁気圏活動は静かです。 これは、太陽風磁場が北寄りになっていたためでしょう。 27日周期の図で前周期を参考にすると、 太陽風は、当分の間400km/秒台の穏やかな状態が続きそうです。 今夜から明日にかけて、一時的に500km/秒台近くまで上がるかもしれません。 しかし、太陽にコロナホールがあるわけではないので、 大きな変化になることはないでしょう。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。20日10時(世界時20日1時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO MDIによる、太陽可視光写真。黒点は見られません。20日10時(世界時20日1時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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