宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:45)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/21 --- ---
4/20 --- ---
4/19 --- ---

黒点  4/21 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:38 452 +0.7
-2 h 458 +1.8
-4 h 434 +2.1
-6 h 441 +2.1
-8 h 447 -0.7
-10 h 434 +0.7
-12 h 443 +2.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -9 -2/ 8
-2 h -9 1/ 5
-4 h -10 4/ 3
-6 h -12 7/ 6
-8 h -9 7/ 5
-10 h -8 3/ 4
-12 h -9 4/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
4/21 0.6 6x10^1
4/20 0.7 5x10^1
4/19 0.9 3x10^1
4/18 0.7 2x10^2
4/17 0.6 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 4/16 12:47 太陽風速度は300km/秒に下がり、磁気圏もたいへん静穏です。高速風は来るでしょうか。
2009/ 4/17 11:06 太陽風は450km/秒まで上がりましたが、再び低速に戻っています。穏やかな状態が続いています。
2009/ 4/18 11:23 太陽風の速度は、460km/秒に上がりました。小規模のCMEが発生しています。
2009/ 4/19 11:52 太陽風は、一時的に500km/秒台に上がりました。太陽は無黒点が続いています。
2009/ 4/20 10:46 400km/秒台中盤の太陽風が続いています。磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2009/ 4/21 09:45 更新
速度440km/秒で安定した太陽風が続いています。磁気圏は概ね静穏です。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日より440km/秒前後で安定しています。
平均的な速度よりも、少し高まったくらいの速度です。
磁場強度も、4nTを前後していて、こちらも平均的な強さで安定しています。

前周期に見られた小さな速度の盛り上がり(27日周期の図参照)は、
まだ見られません。
今周期も来るのかどうか、もうしばらく様子を見る必要があるでしょう。

磁気圏は概ね静穏です。
AE指数で200nTくらいの小さな変動が、2回ほど見られています。


SOHO EIT195の太陽コロナは、全体的にぼんやりと光っていて、
コロナホールや活動領域などの目立った構造は見られません。
穏やかな太陽風は、まだまだ続きそうです。

前周期の次の高速風は、4月9日に来ました。
その回帰は、5月6日頃と考えられるので、
それまで特に変化が見られない場合、
これから15日間も穏やかな太陽風が続くことになります。


太陽は無黒点が続いています。
連続記録は25日になりました。




SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。21日9時半(世界時21日0時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。