宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:53)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/15 --- ---
4/14 --- ---
4/13 --- ---

黒点  4/15 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:38 330 -1.1
-2 h 336 -1.4
-4 h 338 -2.8
-6 h 327 -2.5
-8 h 323 -2.0
-10 h 328 -1.4
-12 h 342 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -17 4/ 6
-2 h -17 4/ 4
-4 h -16 3/ 3
-6 h -15 5/ 3
-8 h -15 7/ 3
-10 h -14 5/ 7
-12 h -14 5/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
4/15 0.6 3x10^3
4/14 0.7 3x10^3
4/13 0.6 6x10^3
4/12 0.8 6x10^3
4/11 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 4/10 12:27 太陽風の速度は480km/秒程度に上がり、やや高速です。中規模のオーロラ活動も発生しています。
2009/ 4/11 10:28 500km/秒台の高速太陽風になっています。小規模の磁気圏活動も発生しています。
2009/ 4/12 10:54 500km/台の高速風が続いています。磁気圏もやや活動的です。
2009/ 4/13 13:06 太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速風は終わりつつあります。
2009/ 4/14 08:30 太陽風は低速になり(370km/秒)、穏やかです。明日までは静かでしょう。
最新のニュース

2009/ 4/15 12:53 更新
330km/秒の遅い太陽風になっています。明日以降、高速風が来そうです。

担当 篠原

太陽風の速度は、更に下がって330km/秒となっています。
かなり低速の状態です。
一方、磁場強度は、2nTから4nTへと強度を回復しています。

太陽風磁場の南北成分が、-2nTと弱いながらもずっと南を向いています。
しかし、速度がとても遅いため、AE指数は変化しているものの、
200nT前後の小さなものばかりです。

ただし、このあたりは、AE指数の観測網の限界もあって、
今日のような穏やかな太陽風の時は、普段よりも高緯度側で活動が起きていて、
グラフには見えないのかもしれません。


太陽風は、今日いっぱいは穏やかに過ぎて行くでしょう。
そして、明日か明後日になると、高速の太陽風がやって来ると予想しています。
発生源のコロナホールは西に片寄り、影響開始位置に近づいています。

太陽風の乱れは、それほど大きな変化にはならないと思いますが、
前周期はほとんど見られなかったので、今回どうなるか注目しています。


放射線帯高エネルギー電子は、大きくレベルを下げています。
太陽風磁場の南向きが影響した様です。

太陽は無黒点が続いています。
磁場写真を見てもほとんどむらが無く、今日も平坦な太陽です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。15日8時(世界時14日23時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。