宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 4/12 10:54 更新 500km/台の高速風が続いています。磁気圏もやや活動的です。 担当 篠原 今朝のサンデーモーニングで、太陽黒点極小期の100年ぶりの異常が取り上げられていました。 4月3日にお伝えした様に、 今年の1〜3月の間の無黒点日数は76日でした。 今月も、昨日の11日までは無黒点が続いている様ですので、 ここまでを集計すると、総日数101日のうち87日が無黒点と、86%に及んでいます。 テレビで言っていましたが、単純にこの割合を年間日数に直すと、314日と、 過去150年間の最高記録、1913年の311日を超えるペースです。 もちろん、4月3日の記事を見ると分かる様に、 そう簡単に現在のペースが続くとも思えませんが、 最近、この話題がたびたび新聞やテレビで扱われる様になり、 社会的にも関心が高まって来たようです。 さて、今日の宇宙天気に戻りましょう。 太陽風は、速度が500〜550km/秒と高速状態を保っています。 27日周期の図で、この3日間の変化を見て下さい。 時間の経過とともに速度が上昇していて、 前周期に見られた様な、普段の変化パターン(最初の段階で最も高くなる)とは違った変化になっています。 前周期の変化から予想すると、今日辺りから速度は低下を始め、 明日には高速風が終わりそうなのですが、 現在の状況だともうしばらく長引くのかもしれません。 変化としては、高速風は次第に収まって行く方向ですが、どこまで続くか注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、南へ北へと数時間毎に方向が切り替わっています。 磁気圏にはよい刺激となっているようで、 小中規模のオーロラ活動が数時間おきに発生しています。 AE指数では、300〜600nTほどの変動になっています。 太陽風は、これからゆっくりと穏やかになって行きます。 それとともに、オーロラ活動は弱まって行くでしょう。 SOHO EIT195を見ると、次のコロナホールが太陽のまん中に達しつつあります。 この様子だと、4日後の16日くらいから高速風がやって来るかもしれません。 高速太陽風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が増え始めています。 まだ2000ほどですが、今後の変化に注目して下さい。 太陽は無黒点です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。12日10時半(世界時12日1時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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