宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:30)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/14 --- ---
4/13 --- ---
4/12 --- ---

黒点  4/13 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:26 371 -1.0
-2 h 375 -1.0
-4 h 376 -0.5
-6 h 404 -1.4
-8 h 416 -0.5
-10 h 418 +0.3
-12 h 430 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
05:59 -15 1/ 3
-2 h -14 3/ 4
-4 h -15 4/ 7
-6 h -15 7/ 4
-8 h -13 6/ 4
-10 h -13 7/ 6
-12 h -14 2/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
4/14 0.6 3x10^3
4/13 0.6 6x10^3
4/12 0.8 6x10^3
4/11 0.5 1x10^3
4/10 0.7 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 4/ 9 12:59 高速風がやって来た様です。速度が450km/秒に上昇しています。
2009/ 4/10 12:27 太陽風の速度は480km/秒程度に上がり、やや高速です。中規模のオーロラ活動も発生しています。
2009/ 4/11 10:28 500km/秒台の高速太陽風になっています。小規模の磁気圏活動も発生しています。
2009/ 4/12 10:54 500km/台の高速風が続いています。磁気圏もやや活動的です。
2009/ 4/13 13:06 太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速風は終わりつつあります。
最新のニュース

2009/ 4/14 08:30 更新
太陽風は低速になり(370km/秒)、穏やかです。明日までは静かでしょう。

担当 篠原

太陽風の速度は引き続き低下して、
今朝の段階で400km/秒を割り、370km/秒と低速の太陽風に変わっています。

磁場強度も2nTと弱まっています。
穏やかな太陽風になりました。

このため、磁気圏のオーロラ活動も静穏です。
AE指数で、300nt以下の小さな変化が数回見られる程度です。


穏やかな状態は、明日までは続くでしょう。
その後、16日か17日に再び太陽風の速度が上昇します。

発生源のコロナホールは、既に太陽の中心部を通過し、西半球側に見えています。
もう2日ほどすると、見かけ上の影響開始位置に達します。

27日周期の図を見ると、前周期のこの期間、3月20-21日の太陽風は、
速度と磁場強度が多少盛り上がっていますが、
高速風というほどではありませんでした。
今回はコロナホールもはっきりと見える様になり、
500km/秒台の風がやって来るかもしれません。


放射線帯高エネルギー電子の増加は止まりました。
警戒レベルより下の、数千くらいで変化は止まっています。
今後はゆっくりと減少して行くでしょう。

太陽は今日も無黒点です。
STEREO衛星で左右を見渡しても明るい領域は全く見られず、
静かな太陽が続いています。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。14日0時半(世界時13日15時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。