宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:59)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 9 --- ---
4/ 8 --- ---
4/ 7 --- ---

黒点  4/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:49 459 -1.4
-2 h 378 -2.9
-4 h 355 -0.9
-6 h 347 +2.5
-8 h 315 -4.4
-10 h 336 -0.3
-12 h 333 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -10 2/ 14
-2 h -4 -/ 9
-4 h -7 18/ 10
-6 h -12 8/ 6
-8 h -1 18/ 20
-10 h -6 24/ 6
-12 h -8 24/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
4/ 9 0.6 4x10^1
4/ 8 0.6 3x10^1
4/ 7 0.8 3x10^1
4/ 6 0.6 3x10^1
4/ 5 0.6 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 4/ 4 10:15 太陽風の速度は、280km/秒へ下がっています。密度も大きく減少しています。
2009/ 4/ 5 11:06 とても速度の遅い、穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静かです。
2009/ 4/ 6 10:19 太陽風は通常の速度レベルに戻りました。コロナホールが太陽の中心に来ています。
2009/ 4/ 7 09:35 太陽風は400km/秒前後で安定しています。明日までは穏やかに推移しそうです。
2009/ 4/ 8 10:19 やや低速の穏やかな太陽風が続いています。明日くらいから、高速太陽風が始まりそうです。
最新のニュース

2009/ 4/ 9 12:59 更新
高速風がやって来た様です。速度が450km/秒に上昇しています。

担当 篠原

高速の太陽風が始まりつつあります。
ACE衛星のプロットを見ると、
今日の未明から、太陽風の磁場強度が5nTを超える程度に強まり、
プラズマの密度も10個/cm^3程度に増えています。

そして、つい先ほど、9日11時(世界時9日2時)頃に、
太陽風の速度も350km/秒から450km/秒へ高まりました。

27日周期の図を見ると、タイミングとしては前周期とほとんど変わりませんでした。
この後も速度は上昇して、500km/秒台の高速風になるのではないでしょうか。
前周期は、高速状態は3日ほど続きました。
今回も、明後日の11日頃まで続くのではないかと思います。


磁気圏活動は、今のところは穏やかです。
今後、速度が上がることで、太陽風磁場の南向きに反応して、
中小規模のオーロラ活動が発生すると考えられます。


放射線帯高エネルギー電子は、現在は低いレベルで推移しています。
今後、高速風の様子で、ある程度上昇する可能性があります。

太陽は無黒点です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。9日12時半(世界時9日3時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。9日8時半(世界時8日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。