宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 4/ 5 11:06 更新 とても速度の遅い、穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静かです。 担当 篠原 太陽風は、速度280km/秒とかなり低速の状態が続いています。 磁場強度も、2-4nTと弱めのまま推移しています。 太陽風が穏やかなため、磁気圏活動も穏やかです。 AE指数はほとんど変化していません。 昨日、小規模の速度の盛り上がりが回帰するかもとしていましたが、 それに対応する変化は全く見られませんでした。 穏やかな状態は、もう4日ほど続くと予想しています。 SOHO EIT195による太陽コロナを見て下さい。 左の写真が現在の太陽、右はちょうど1回転前の27日前の太陽です。 左の写真では、太陽のまん中東寄り(左寄り)に、大きなコロナホールが見えます。 もうしばらくすると、先端(右端)が太陽の中心線に達します。 すると、それから3日後くらいに高速太陽風が地球までやってくるのです。 続いて、2枚の写真を見比べて下さい。 コロナホールの様子は、大きくは変わっていない様です。 細かく見ると、縦にやや長くなり、幅はやや狭まっているようです。 コロナホールの分布に大きな変化がないということは、 これからやってくる高速太陽風もまた、 前周期の変化と似たものになるだろうと予想することができます。 そこで、27日周期の図を見ると、前周期の高速風は、 3月13日に始まり、最高速度は570km/秒ほど、高速風は3日間続きました。 今周期も、4月9日以降に同様の変化がやって来るのではないかと考えられます。 さて、実際にはどうなるでしょうか? 太陽は無黒点のままです。 STEREO衛星で太陽の左右を見渡しても、活動的な領域は見られません。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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