宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:57)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 1 --- ---
3/31 --- ---
3/30 --- ---

黒点  3/31 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:49 367 +1.9
-2 h 377 +1.6
-4 h 394 +0.6
-6 h 394 +1.2
-8 h 403 +0.4
-10 h 395 +1.9
-12 h 385 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -10 16/ 8
-2 h -10 9/ 5
-4 h -10 11/ 2
-6 h -11 11/ 4
-8 h -11 11/ 5
-10 h -12 13/ 8
-12 h -12 14/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^1
4/ 1 0.5 1x10^2
3/31 0.6 9x10^1
3/30 0.6 2x10^2
3/29 0.6 2x10^2
3/28 0.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 3/27 11:33 太陽風速度は、420km/秒へ下がりました。穏やかな状態がしばらく続きそうです。
2009/ 3/28 10:41 通常レベルの太陽風が続いています。活動領域が上がってきましたが、黒点はありません。
2009/ 3/29 10:16 400km/秒付近の穏やかな太陽風が続いています。太陽は無黒点です。
2009/ 3/30 09:10 420km/秒の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
2009/ 3/31 08:39 太陽風速度は、420km/秒で安定し、穏やかな状態が続いています。
最新のニュース

2009/ 4/ 1 08:57 更新
400km/秒の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。

担当 篠原

太陽風は、落ち着いた状態が続いています。
速度(ACEの図の黄色線)は若干下がって、400km/秒を前後しています。
ACEの図の最後では、やや下がる傾向も見られ、
今後は300km/秒台後半で推移するかもしれません。

磁場強度(白線)は2〜4nTと、やや弱まった値が続いています。

太陽風磁場の南北成分(赤線)が、北寄り(プラス側)に推移しているため、
磁気圏への影響はとても小さくなっています。
ACEの図のまん中あたりに、一時的に南向きになった(赤線がマイナスになった)時間帯がありますが、
そこに反応して、AE指数の図でも、まん中に小さな山がひとつできています。
その他は全く変化のない、穏やかな状態でした。


この静かな状態は、もう8日ほど続くと思われます。
27日周期の図では、ようやく次の高速風が見えて来ました。
上段の前周期のグラフの最後、3月13日の部分です。
今周期にあてはめると、下段の4月9日に回帰すると予想できます。


太陽は今日も無黒点で、静かな状態が続いています。
3月もまた非常に黒点の少ない状態が続きました。
無黒点の日数が何日になるのか、黒点数データの発表が注目されます。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。1日1時半(世界時31日16時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。