宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:39)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/31 --- ---
3/30 --- ---
3/29 --- ---

黒点  3/30 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:30 409 +0.6
-2 h 425 +1.2
-4 h 418 +2.0
-6 h 413 +0.9
-8 h 408 +1.3
-10 h 410 -0.5
-12 h 421 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -10 9/ 3
-2 h -10 10/ 4
-4 h -11 8/ 2
-6 h -11 7/ 6
-8 h -12 10/ 5
-10 h -10 10/ 3
-12 h -11 8/ 12

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^1
3/31 0.6 9x10^1
3/30 0.6 2x10^2
3/29 0.6 2x10^2
3/28 0.5 2x10^2
3/27 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 3/26 11:09 太陽風は、480km/秒の高速状態で安定しています。小規模のオーロラ活動も発生しています。
2009/ 3/27 11:33 太陽風速度は、420km/秒へ下がりました。穏やかな状態がしばらく続きそうです。
2009/ 3/28 10:41 通常レベルの太陽風が続いています。活動領域が上がってきましたが、黒点はありません。
2009/ 3/29 10:16 400km/秒付近の穏やかな太陽風が続いています。太陽は無黒点です。
2009/ 3/30 09:10 420km/秒の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2009/ 3/31 08:39 更新
太陽風速度は、420km/秒で安定し、穏やかな状態が続いています。

担当 篠原

太陽風は、速度が420km/秒で安定しています。
ACEの図では、縦幅が拡大されているため、速度が変化しているようにも見えますが、
27日周期の図を見ると、ここ4日ほど、ほとんど同じ速度が続いていることが分かります。

磁場強度は、4nTから2nTへ弱まり、とても穏やかです。

磁気圏活動もとても静かです。
AE指数には、ほとんど変化が見られません。
シベリア磁場データも、3日間にわたって、ほとんど平坦な状態です。


穏やかな太陽風は、まだまだ続きます。
今日の27日周期の図でも、前周期のグラフに次の高速風は顔を出していません。
前周期は、3月13日に高速風が始まりました。
今周期は、4月9日頃になると予想されます。

SOHO EIT195では、その高速風の発生源であるコロナホールはまだ見えていません。
そこで、STEREO Behindで先回りしてみましょう。
今日2枚目の小さな太陽写真は、STEREO Behindによる太陽コロナです。
この写真では、太陽の東端(左端)にコロナホールの薄暗い影が見えています。
STEREO Behindは、地球よりも3日半ほど先の太陽を見ています。
SOHOでも、このコロナホールが次第に見えるようになるでしょう。


SOHO EIT195では、南東(左下)の明るい領域がこちら側に回って来ています。
可視光写真では、白斑が見えていますが、黒点の姿はありませんでした。
太陽は無黒点が続いています。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。31日8時半(世界時30日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


STEREO Behind衛星による、太陽コロナ写真。31日8時(世界時30日23時)。
(c) NASA


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。31日6時(世界時30日21時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。