宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:02)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 2 --- ---
4/ 1 --- ---
3/31 --- ---

黒点  4/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:49 348 +1.4
-2 h 355 +2.3
-4 h 356 +0.6
-6 h 359 -1.6
-8 h 349 +0.7
-10 h 351 +1.6
-12 h 358 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -11 17/ 13
-2 h -12 24/ 15
-4 h -14 15/ 5
-6 h -11 12/ 6
-8 h -10 13/ 5
-10 h -11 15/ 2
-12 h -11 15/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^1
4/ 2 0.5 1x10^2
4/ 1 0.6 1x10^2
3/31 0.6 9x10^1
3/30 0.6 2x10^2
3/29 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 3/28 10:41 通常レベルの太陽風が続いています。活動領域が上がってきましたが、黒点はありません。
2009/ 3/29 10:16 400km/秒付近の穏やかな太陽風が続いています。太陽は無黒点です。
2009/ 3/30 09:10 420km/秒の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
2009/ 3/31 08:39 太陽風速度は、420km/秒で安定し、穏やかな状態が続いています。
2009/ 4/ 1 08:57 400km/秒の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2009/ 4/ 2 12:02 更新
太陽風速度は35km/秒に下がり、低速風になりました。磁気圏も静かです。

担当 篠原

太陽風の速度は350km/秒まで下がり、低速風に変わりました。
磁場強度は、2〜4nTとやや弱まったままです。

磁気圏活動もほとんど見られません。
AE指数では、200nTほどの小さな変化が一度起きただけです。

穏やかな太陽風は、今後も1週間程度続きます。


今日は、SOHO EIT195の太陽コロナ写真を、
現在(左)と27日前(右)とで比較してみましょう。

すると、27日前の太陽(右)では、小さなコロナホールがあちこちに見えていましたが、
現在の写真(左)では、それらの小さなコロナホールはほとんど消えています。
南極には、どちらも大きなコロナホールが広がっていますが、
その形も、現在の写真の方が低緯度側にせり出していて、ゆっくりと変化している様です。

太陽の東端(左端)に目を向けると、
1週間後に高速風をもたらすコロナホールが姿を見せています。
しかし、その様子も変化しています。
27日前の写真(右)では、コロナホールの姿が既に見えていますが、
現在の写真(左)では、まだ見にくい位置にあります。

STEREO Behindで先回りして比較すると、
コロナホールが少し向こう側へ移動している様です。
すると、高速風の始まりや強度も変わっている可能性があります。

コロナホールは、もう2〜3日するとはっきり見えて来ます。
その時点で、再び検討してみましょう。


太陽は無黒点のままです。
SIDCの発表によると、3月の無黒点日数は28日に達しました。
静かな太陽が続いています。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

4/ 2 02:24 UT

3/ 6 12:24 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。