宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:41)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/28 --- ---
3/27 --- ---
3/26 --- ---

黒点  3/28 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:36 408 +0.1
-2 h 423 +0.2
-4 h 431 -1.2
-6 h 430 +1.2
-8 h 419 -2.9
-10 h 410 -1.8
-12 h 413 -2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
00:59 -15 9/ 7
-2 h -16 11/ 4
-4 h -16 10/ 5
-6 h -19 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^1
3/28 0.5 2x10^2
3/27 0.6 2x10^2
3/26 0.6 2x10^2
3/25 0.7 1x10^2
3/24 0.8 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 3/23 10:14 速度420km/秒と、通常レベルの太陽風が続いています。この状態がしばらく続きそうです。
2009/ 3/24 10:39 太陽風は400km/秒前後で穏やかです。磁気圏もとても静かです。
2009/ 3/25 12:25 太陽風速度が480km/秒に上がっています。オーロラ活動も見られました。
2009/ 3/26 11:09 太陽風は、480km/秒の高速状態で安定しています。小規模のオーロラ活動も発生しています。
2009/ 3/27 11:33 太陽風速度は、420km/秒へ下がりました。穏やかな状態がしばらく続きそうです。
最新のニュース

2009/ 3/28 10:41 更新
通常レベルの太陽風が続いています。活動領域が上がってきましたが、黒点はありません。

担当 篠原

420km/秒前後の通常レベルの太陽風が続いています。
磁場強度は、昨日までは4nTを保っていましたが、
今日の未明から2nTに弱まっています。

結局、前周期に見られた速度の山は、消えてしまったようです。
この後は、穏やかな太陽風が続きそうです。
掲載している27日周期の図では、次の高速風はまだ見えていません。

前周期の次の高速風は3月13日でした。
これは、今周期は4月9日にあたります。
これから12日間にわたって、通常レベルの太陽風が続くことになりそうです。


磁気圏では、500nT前後のオーロラ活動が一時的に発生しています。
この期間に、太陽風の磁場が南を向いていたためです(ACEの赤線)。

今後も、太陽風磁場の南北への振れに連動して、磁気圏活動が発生しますが、
速度が高くないため、活動は小中規模にとどまるでしょう。


SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見ると、
ここ数日東の端(左端)に見えていた明るい領域が、
とうとうこちら側に回ってきました。
SOHOの磁場写真を見ると、この部分に弱い磁場の強まりが見られます。
極性は、[白(N) 黒(S)]で、北半球の第24期の性質です。

可視光写真では、白い白斑が見えていますが、
黒点は無いようです。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。28日3時(世界時27日18時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の磁場写真。北東(左上)に小さな磁場の強まりが見えています。28日3時(世界時27日18時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はなく、白斑が見えます。28日2時半(世界時27日17時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。