宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:16)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/29 --- ---
3/28 --- ---
3/27 --- ---

黒点  3/29 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:08 413 +3.2
-2 h 446 +1.8
-4 h 419 +0.1
-6 h 404 -3.1
-8 h 404 -1.2
-10 h 392 +2.7
-12 h 391 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
21:59 -10 8/ 3
-2 h -13 6/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
3/29 0.6 2x10^2
3/28 0.5 2x10^2
3/27 0.6 2x10^2
3/26 0.6 2x10^2
3/25 0.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 3/24 10:39 太陽風は400km/秒前後で穏やかです。磁気圏もとても静かです。
2009/ 3/25 12:25 太陽風速度が480km/秒に上がっています。オーロラ活動も見られました。
2009/ 3/26 11:09 太陽風は、480km/秒の高速状態で安定しています。小規模のオーロラ活動も発生しています。
2009/ 3/27 11:33 太陽風速度は、420km/秒へ下がりました。穏やかな状態がしばらく続きそうです。
2009/ 3/28 10:41 通常レベルの太陽風が続いています。活動領域が上がってきましたが、黒点はありません。
最新のニュース

2009/ 3/29 10:16 更新
400km/秒付近の穏やかな太陽風が続いています。太陽は無黒点です。

担当 篠原

平均的な数値の太陽風が続いています。
速度は400km/秒、磁場強度は5nTほどで安定しています。

磁気圏活動はかなり静穏です。
AE指数には、ごく小さな変化がふたつ発生しているだけです。
太陽風磁場の南北成分が、比較的北寄りで推移しているためでしょう。

穏やかな太陽風は、まだ10日以上続くと予想されます。
今日の27日周期の図でも、次の高速風はまだ出てきていません。


SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、
北極付近や、南極にはコロナホールが見えていますが、
地球へ影響を最も及ぼす低緯度域は、全体的に一様で、
コロナホールなどの構造は見られません。
この写真を見ても、穏やかな太陽風が続きそうです。

この写真の北半球(上半分)の東端(左端)の明るい活動領域が、
こちら側に移動して見やすくなっています。
可視光写真で調べると、やはり黒点は無かったようです。
この部分は、白く、白斑が光っています。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。29日10時(世界時29日1時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありませんが、白斑が見えます。29日7時半(世界時28日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。