宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/ 3/25 12:25 更新 太陽風速度が480km/秒に上がっています。オーロラ活動も見られました。 担当 篠原 太陽風の速度が、480km/秒に上昇しています。 速度の変化は、24日23時(世界時24日14時)頃に始まりました。 昨日、太陽風の磁場強度がやや強まっていましたが、 それに対応する変化と考えられます。 この速度上昇の前に、太陽風磁場が南寄りになって、 オーロラを活発化しています。 AE指数では、500nT前後の変化が半日近く続いています。 速度が上がった後は、磁場が北寄りになってしまい、 オーロラもおとなしくなりました。 しかし、ACEの図の最新の部分では、再び南寄りになっています。 オーロラ活動も再び活発化しそうです。 今回の速度上昇は、前周期には見られなかったものです(27日周期の図)。 昨日の変化は、前周期の2月25日に相当しますが、 ここでは、太陽風速度、磁場ともに変化は起きていません。 前周期で乱れが来たのは、もう2日ほど後の2月27日でした。 今周期この速度の山がどうなっているか、 これから2〜3日の太陽風の様子が注目されます。 太陽は無黒点で静穏です。 3月の無黒点日数もかなり高い数値になりそうです。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|