宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/23 --- ---
3/22 --- ---
3/21 --- ---

黒点  3/23 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:10 420 -2.2
-2 h 418 -1.5
-4 h 424 -1.5
-6 h 414 -0.1
-8 h 420 +2.0
-10 h 433 +3.1
-12 h 425 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -22 -/ 6
-2 h -21 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^0
3/23 0.6 1x10^1
3/22 0.5 1x10^1
3/21 0.6 7x10^2
3/20 0.7 9x10^2
3/19 0.6 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 3/18 09:18 太陽風は低速風に変わりつつあります(380km/秒)。磁気圏も静かな状態が続いています。
2009/ 3/19 09:03 太陽風速度は320km/秒に下がり、低速で穏やかです。明日くらいから、弱い速度上昇が見られそうです。
2009/ 3/20 13:23 300km/秒の遅い太陽風が続いています。太陽風は、密度も下がっています。
2009/ 3/21 21:35 太陽風の速度が450km/秒に上がっています。
2009/ 3/22 10:24 太陽風速度は、400km/秒程度で推移しています。小さな黒点が現れました。
最新のニュース

2009/ 3/23 10:14 更新
速度420km/秒と、通常レベルの太陽風が続いています。この状態がしばらく続きそうです。

担当 篠原

太陽風は、速度420km/秒、磁場強度5nTと、通常レベルで安定しています。
今回の太陽風速度の高まりは、このレベルで終わりそうです。

磁気圏活動も静穏になっています。
太陽風磁場が比較的北寄りになっていて、
しかも、南を向いても小さい振幅しかみられないことが効いているのでしょう。


27日周期の図を見ると、前周期は、このまま400km/秒の風が続き、
2月27-28日の高速風へつながっています。
今期もこの経過をたどるとすると、3月25日までは現在の400km/秒程度が続き、
26日から速度が高まると予想されます。

この太陽風速度の高まりですが、
今日のSOHO EIT195を見ると、南極に大きなコロナホールが見えていますが、
低緯度側にはコロナホールは無いようです。
今周期も高速風がやってくるのかどうか、注目してください。


昨日、小さな黒点が見えているとお知らせしましたが、
今日のSOHOの可視光写真では、もう見えなくなっています。
非常に小さかったためか、NOAAの黒点番号にも数えられていませんでした。

この領域の磁場分布が、北半球の23期の性質、[白 黒]になっていると書きましたが、
今日は、その話に合わせるように、右隣に[黒 白]のセットが現れています。
こちの順番は、北半球の新しい24期の順番です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。23日8時(世界時22日23時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点は見えなくなりました。23日4時半(世界時22日19時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の磁場写真。小さな磁場の強まりがふたつ見えています。23日4時半(世界時22日19時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。