宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 3/22 10:24 更新 太陽風速度は、400km/秒程度で推移しています。小さな黒点が現れました。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒に下がっています。 昨夜、21日18時(世界時21日9時)頃に、 450km/秒まで上昇しましたが、一時的なものだった様で、 2時間ほどで下がり始め、400km/秒まで落ちています。 磁場強度は、8nTほどに強まったままですが、 速度の盛り上がりは続いていません。 27日周期の図を参照すると、前周期同様に規模の小さな変化で終わりそうです。 磁気圏では、中規模のオーロラ活動が発生しています。 AE指数に、800nTと600nTのふたつの山が見られます。 それぞれ、太陽風磁場が南寄りになったタイミングで発生したものです。 速度があまり高まっていないので、磁気圏活動もこれ以上大きくはならないでしょう。 太陽風は、もう2日くらい乱れ気味に推移すると思われます。 その後の変化ですが、27日周期の図で前周期を見ると、2月27-28日に速度の山が来ています。 この山は、太陽にはっきりしたコロナホールが見られず、よく分からない変化でした。 今周期は、3月26-27日に相当しますが、太陽風がどうなるか注目されます。 放射線帯高エネルギー電子は、低いままです。 今回は、強まることはないでしょう。 太陽の北半球中緯度域に、とても小さな黒点群が現れています。 たぶん、可視光写真(2枚目)だけを見ても分からないでしょう。 1枚目のコロナ写真で、左上の少し明るくなっている場所、 あるいは、3枚目の磁場写真で、磁場が強まっている場所に相当する箇所をよく見てください。 かすかに黒い点が見えます。 この黒点、北半球の中緯度側にあり、新しい24期の黒点ではないかと思われるのですが、 磁場の順番を見ると、[黒 白]になっている様で、これは、北半球側では23期の性質です。 この辺りの領域は、もうはっきりと24期の黒点ばかり現れていたのですが、 ちょっと面白い黒点群です。 昨夜書きましたように、ノートPCが壊れてしまい、しばらく更新に不自由しそうです。 しばらくの間、更新が滞ったりすることがあると思います。 ご了承ください。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。22日10時(世界時22日1時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。北東に小さな黒点が見えています。22日7時半(世界時21日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の磁場写真。黒点の場所に小さな磁場の強まりがあります。22日7時半(世界時21日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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