宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 3/16 09:47 更新 太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速風は終わりつつあります。若田さんが3ヶ月の宇宙滞在へ出発しました。 担当 篠原 先ほど、宇宙飛行士の若田さんを乗せたスペースシャトル・ディスカバリーが 無事に宇宙へ打ち上げられました。 若田さんは、これから3ヶ月に渡って国際宇宙ステーションに滞在します。 日本人としては、初の長期宇宙滞在です。 国際宇宙ステーションが完成し、 これからは、日本人宇宙飛行士の長期滞在が日常的な姿となるでしょう。 宇宙飛行士の安全な宇宙生活を支える宇宙天気予報も、更に重要度が増しています。 今日の未明、16日4時(世界時15日19時)頃から、 ACE衛星のリアルタイムデータが戻って来ました。 ちょうど太陽風の速度が500km/秒を割るところで、 その後も速度は下がり続け、現在は440km/秒となっています。 高速風は終わり、太陽風の速度は通常レベルにもどりつつあります。 磁場強度は、3nTとやや弱めの状態です。 磁気圏活動は、AE指数を見ると、図の前半では500nTほどの小規模活動が続いています。 しかし、後半に入ると全くなくなっていて、 太陽風磁場が北寄りに変わったのではないかと思います。 太陽風が穏やかになって来たので、 磁気圏活動も今後は穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO EIT195では、コロナホールが太陽の中心に達しつつあります。 27日前の写真と比較して下さい。 コロナホールの位置はほとんど変わりませんが、 広がりが少し増している様に思われます。 前周期のこの領域による太陽風の変化は、400km/秒台に留まり、 小さな規模でした(27日周期の図、2月22日〜24日)。 今回、500km/秒を超えるほどに強まるでしょうか。 到来は、20日、21日頃となるでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、もう少し上昇していますが、 警戒レベルまでは達していません。 太陽写真は、昨日の朝のものです。 昨日のニュースの写真では、微かに黒点が見えたのですが、 その3時間後のこの写真では、もう見えなくなっています。 SOHOによる太陽の可視光写真。黒点は見えなくなりました。15日9時(世界時15日0時) (c) SOHO, Unin. of Maryland SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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