宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 3/13 07:06 更新 太陽風の磁場強度が20nTに強まっています。高速風の到来が近づいています。 担当 篠原 太陽風に変化が現れています。 高速太陽風の到来が近づいている様です。 変化は、磁場強度から始まっています。 実は、昨日のニュースの直後、磁場強度が急に10nTに強まっていました。 しかし、速度の変化などは特に発生せず、360km/秒の低速風が安定して続きました。 そして、日付が今日に変わった頃から、磁場強度が再び上昇を始めました。 現在、20nTにまで強まっています。 かなり強い状態です。 速度もゆっくりと、390km/秒に上がっています。 これから更に、本格的に上昇を始めると思われます。 27日周期の図を見て下さい。 若干早まっていますが、前周期と同じ様な展開になりそうです。 前周期は、高速風は600km/秒にまで上昇し、高速状態は2日半ほど続きました。 現在の磁気圏活動は、全く静穏です。 太陽風の磁場強度が大きく強まっていますが、南北成分が安定して北を向いているためです。 しかし、ACEの図の最新のところでは、南北成分の赤線がゆっくりと低下をしています。 この後、南側(マイナス側)に大きく反転する可能性があります。 その場合、磁気圏活動のスイッチが入り、オーロラ活動が強まるでしょう。 速度の上昇を伴うと、活動は、より大きなものとなります。 磁場強度が大きく強まっている間は、特に注意が必要です。 27日周期の図で、前周期の変化を見ると、磁場強度の強まりは半日程度続いてます。 今回も、今日いっぱいは注意が必要でしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、現在は低いレベルで安定しています。 高速風の到来後、上昇する可能性がありますので、 明日以降注意が必要です。 太陽は無黒点です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。13日7時(世界時12日22時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。13日2時(世界時12日17時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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