宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 3/ 9 08:52 更新 太陽風速度が440km/秒ほどに高まり、磁場南向きの影響でオーロラ活動が活発化しました。 担当 篠原 昨日、太陽風の速度が急に変化して、 高速風というほどではありませんが、440km/秒へ上昇しました。 磁場強度も一時的に10nTまで強まりましたが、 速度が高まるとともに弱まり、こちらは既に3nTくらいに戻っています。 このため、速度の盛り上がりも既にピークを越えた様で、 現在の速度は420km/秒と下がり始めています。 今回の変化の原因はよく分かりません。 変化の規模自体は小さなものです(27日周期の図を参照)。 次の周期になると、もう少し様子が分かって来るかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、南北に大きく振れる様になりました。 磁場強度が高まっていたため、南にも大きく-5nTくらいまで振れていました。 この影響で磁気圏活動が高められています。 AE指数では、中規模活動の山が3つ見えています。 一瞬、1000nTを超える変化もあり、 極域ではにぎやかなオーロラが見られたのではないでしょうか。 磁場強度は既に落ちているので、この後の磁気圏活動は静かでしょう。 太陽風速度も次第に落ち着き、低速風に戻ると思われます。 穏やかな太陽風は、4日程度続くと思われます。 SOHO EIT195では、コロナホールが次第に太陽の中心に近づいています。 明日くらいに中心線に達し、 地球への影響開始(その3日後)までのカウントダウンとなりそうです。 太陽は無黒点です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。9日7時半(世界時8日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。9日5時(世界時8日20時) (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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