宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:44)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/10 --- ---
3/ 9 --- ---
3/ 8 --- ---

黒点  3/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:38 354 -0.1
-2 h 358 +0.3
-4 h 361 +0.2
-6 h 367 +0.1
-8 h 364 -0.2
-10 h 364 -0.5
-12 h 375 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -8 -2/ 2
-2 h -8 0/ 5
-4 h -8 4/ 1
-6 h -9 5/ 8
-8 h -8 0/ 4
-10 h -8 2/ 5
-12 h -8 -1/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
3/10 0.4 3x10^1
3/ 9 0.6 3x10^1
3/ 8 0.7 4x10^1
3/ 7 0.5 4x10^1
3/ 6 0.6 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 3/ 5 07:57 太陽風磁場が南寄りになり、小規模のオーロラ活動が続いています。太陽風は次第に低速風に変わるでしょう。
2009/ 3/ 6 12:49 太陽風は、低速(360km/秒)で穏やかです。磁気圏活動もほとんど見られません。
2009/ 3/ 7 12:50 太陽に黒点群が出現しました。穏やかな太陽風が続いています。
2009/ 3/ 8 18:12 1014黒点群は消えてしまった様です。太陽風の速度が少し上昇しています。
2009/ 3/ 9 08:52 太陽風速度が440km/秒ほどに高まり、磁場南向きの影響でオーロラ活動が活発化しました。
最新のニュース

2009/ 3/10 08:44 更新
太陽風は低速に戻り、磁気圏も静穏です。コロナホールが太陽の中心にやって来ました。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の速度はゆっくりと低下を続け、
9日21時(世界時9日12時)には、360km/秒まで下がりました。
以降は、この低速状態が続いています。

磁気圏活動も静穏になっています。
AE指数では、ほとんど変化が起きていません。


SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見ると、
薄暗いコロナホールの先頭(右端)が、太陽の中心に達しています。
ちょうど今、高速の太陽風が地球へ向かって飛び出しているのです。
コロナホールによる高速太陽風は、だいたい3日ほどかかって地球までやって来ます。
ですので、今日から3日後の3月13日頃に、
高速太陽風の最初の変化がやってくるのではないかと予想できます。

前周期は、最高速度は600km/秒で、高速状態は2日半ほど続きました。
今回のコロナホールも、同程度の変動をもたらすのではないでしょうか。

高速風の到来までの3日間は、
低速の太陽風が続き、磁気圏も穏やかだと思われます。


太陽は無黒点が続いています。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。10日7時半(世界時9日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。10日7時半(世界時9日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。