宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:13)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 2 --- ---
3/ 1 --- ---
2/28 --- ---

黒点  3/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:08 389 +2.1
-2 h 406 +2.3
-4 h 416 +1.7
-6 h 432 +1.8
-8 h 434 +1.1
-10 h 439 +2.0
-12 h 432 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -9 -3/ 3
-2 h -10 -2/ 2
-4 h -9 2/ 3
-6 h -10 4/ 3
-8 h -10 4/ 4
-10 h -10 6/ 5
-12 h -11 8/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^0
3/ 2 0.6 2x10^1
3/ 1 0.7 2x10^1
2/28 0.6 2x10^1
2/27 0.6 2x10^2
2/26 0.5 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 2/25 09:14 太陽に1013黒点群が出現しました。太陽風は、440km/秒の速度が続いています。
2009/ 2/26 07:59 1013黒点群は小さくなっています。400km/秒台の太陽風が続いています。
2009/ 2/27 09:10 400km/秒台の太陽風が続いています。太陽は無黒点に戻りました。
2009/ 2/28 11:34 太陽風は700km/秒に達する高速風となりました。オーロラ活動も活発化しています。
2009/ 3/ 1 11:05 高速風は短期間で終わり、太陽風の速度は470km/秒へ下がっています。磁気圏も静穏になりました。
最新のニュース

2009/ 3/ 2 09:13 更新
太陽風の速度は、400km/秒台を割りました。また小規模の速度上昇が見られそうです。

担当 篠原

昨日のニュース以降も、
太陽風は440km/秒と若干高めの速度(ACEの黄色線)を保っていました。
しかし、今朝に入って、少し下がり、390km/秒となっています。

磁場強度(白線)は、3nTと弱めの値で安定しています。
南北成分(赤線)は、北寄り(プラス側)が続いています。

このため、磁気圏はとても静かです。
AE指数は、全く変化がありません。


太陽風は、これから一旦、低速風に変わるかもしれません。
しかし、これから明日にかけて、再び上昇が見られると予想しています。

それは、小規模のコロナホールの影響です。
SOHO EIT195では、太陽の西側(右側)の半分あたりまで移動しています。
斜めになったため、かなり見にくくなりました。
分からない場合は、昨日の写真と見比べるとよいでしょう。

27日周期の図では、前周期の2月3-4日に磁場強度の強まりが見られています。
この変化の回帰になると思います。
太陽風の変化が、このタイミングでやって来るとすると、
今夜遅くから始まるでしょうか。
コロナホールの規模は小さく、今周期も小規模の変化で終わると思います。


放射線帯高エネルギー電子は、低い状態です。

太陽は無黒点で、静穏です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。2日8時半(世界時1日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。2日5時(世界時1日20時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。