宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 3/ 1 11:05 更新 高速風は短期間で終わり、太陽風の速度は470km/秒へ下がっています。磁気圏も静穏になりました。 担当 篠原 高速太陽風は、28日5時(世界時27日20時)頃の700km/秒が最高速度だった様です。 昨日のニュース以降は、あっさりと速度が低下し、 昨夜、28日21時(世界時28日12時)には、500km/秒近くまで下がりました。 その後は低下のペースもゆっくりとなり、現在の速度は470km/秒です。 やや高速という値です。 27日周期の図を見ると、27日から28日にかけて、 ぽっこりと短期間の速度の山ができています。 この後の変化ですが、SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、 太陽の中心西寄り(右寄り)に、淡いコロナホールが見えています。 この影響が明日か明後日にやって来るとすると、 高速気味の太陽風はもうしばらく続くかもしれません。 ACEの変化に注目したいところです。 磁気圏のオーロラ活動は静かになっています。 AE指数は、図の前半に小さな活動がいくつか見られる程度です。 速度は速かったものの、太陽風磁場の南北成分が北寄り(プラス側)で推移したため、 磁気圏へエネルギーが流れ込みにくい状態だったと考えられます。 ACEの最新の部分では、磁場が南寄りに変わっています。 この状態が続くと、速度は下がっているものの、 むしろ今後の方が小規模のオーロラ活動が見られる様になるでしょう。 放射線帯高エネルギー電子は、低い値が続いています。 今回の高速風では、大きな上昇は起こりませんでした。 太陽は無黒点が続いています。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。1日11時(世界時1日2時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。1日7時半(世界時28日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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