宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:35)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/24 --- ---
2/23 --- ---
2/22 --- ---

黒点  2/23 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:00 427 -2.1
-2 h 447 +0.2
-4 h 466 +1.6
-6 h 460 -1.1
-8 h 439 -4.1
-10 h 434 -3.1
-12 h 429 +0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -10 1/ 4
-2 h -12 2/ 8
-4 h -16 -1/ 8
-6 h -18 3/ 13
-8 h -14 -9/ 8
-10 h -7 0/ 3
-12 h -7 -4/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
2/24 0.6 1x10^2
2/23 0.7 1x10^2
2/22 0.6 3x10^2
2/21 0.6 7x10^2
2/20 0.7 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 2/19 09:03 太陽風速度は300km/秒に下がり、とても静穏です。磁気圏も穏やかです。
2009/ 2/20 08:58 300km/秒台前半の遅い太陽風が続いています。穏やかな宇宙天気です。
2009/ 2/21 08:06 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。これからコロナホール影響が来るかもしれません。
2009/ 2/22 09:53 太陽風の速度は、450km/秒に上がっています。磁気圏は概ね静穏です。
2009/ 2/23 08:47 太陽風は、400km/秒台前半の比較的穏やかな状態です。太陽は無黒点が続いています。
最新のニュース

2009/ 2/24 08:35 更新
450km/秒前後の太陽風が続いています。磁場南向きの影響で、中規模のオーロラ活動が発生しています。

担当 篠原

太陽風には、コロナホールの弱い影響が、まだ残っている様です。
太陽風速度は、450km/秒前後とやや上がった状態が続いています。

磁場強度も、5nTと平均的な強さを保っていて、
はっきりとした弱まりにはなっていません。

速度も磁場強度も、数値としては平均的な値で、基本的には穏やかな太陽風です。


AE指数を見ると、図の後半に6時間ほど活動的になっていて、
600nTや800nTほどの中規模のオーロラ活動が発生しています。
これは、太陽風磁場が南寄りになったことが影響しています。
ACEの図を見ると、磁場の南北成分が-4nTほどの南向きになっています。
これに、速度が450km/秒とやや高まっていることも影響したのでしょう。


太陽風は、今後も穏やかな状態が続くと思われます。
SOHO EIT195は、全体的にのっぺりとしていて、擾乱要因は見られません。
南極(下端)には、大きなコロナホールが広がっていますが、
この領域の影響はあまりないでしょう。

掲載している27日周期の図でも、
前周期の太陽風は400km/秒前後で変化していて、穏やかです。
この後は、2月14日に高速風が来ているのですが、その回帰は3月13日頃です。
そこまで、穏やかに推移するのでしょうか。


太陽は無黒点が続いています。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。24日6時(世界時23日21時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。太陽は無黒点です。24日6時(世界時23日21時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。