宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/ 2/18 09:17 更新 太陽風速度は300km/秒台中盤に下がり、磁気圏もとても穏やかです。 担当 篠原 太陽活動は長い極小期が続いています。 1年前の2008年1月に、新しい第24活動周期の黒点が出現したのですが、 それ以降も、黒点の少ない日が続いています。 現在までの黒点活動の様子をまとめましたので、ご覧下さい。 立ち上がらない第24期 --2009年を迎えて-- 太陽風の速度は、更に低下を続け、 昨日の440km/秒から、現在は360km/秒まで下がっています。 27日周期の図を見ると、この2日ほどほとんど同じペースで下がり続けています。 300km/秒台の中盤に入り、このあたりで低下は落ち着くかもしれません。 磁場強度も、2nTと弱まった状態で、とても穏やかな太陽風です。 磁気圏活動は、非常に静穏です。 AE指数には変化が全く見られません。 SOHO EIT195では、淡いコロナホールが太陽の中心に見えています。 色の濃さは、やっと見えるという程度です。 3日後の、21日頃の太陽風に影響が見られるかもしれません。 このコロナホールの様子では、たいした規模にはならないでしょう。 太陽コロナの東側(左側)には、続くコロナホールは見られず、 太陽風はしばらく静穏な状況が続きそうです。 放射線帯高エネルギー電子は、1000のレベルで安定しています。 太陽は黒点は見られず、とても穏やかです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。18日9時(世界時18日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。17日20時半(世界時17日11時半) (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|