宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 2/15 09:16 更新 高速太陽風がやって来ました。速度は500km/秒台後半に上がっています。磁気圏活動も活発に発生しています。 担当 篠原 昨日のお昼、14日13時(世界時14日4時)頃から、 太陽風の速度が上昇を始め、久しぶりに高速太陽風がやって来ました。 夕方には、速度は500km/秒に達し、 今朝に入って、570km/秒ともう一段上がっています。 速度の上昇が始まる頃、太陽風の磁場強度は、最大で17nTまで強まりました。 磁場の南北成分も大きく変化し、-10nTを超える強い南向きも発生しています。 太陽風磁場南向きの傾向は、10時間ほど続き、 この間、比較的活発な磁気圏活動が発生しています。 AE指数では、500nTから1000nTにかけての中規模のオーロラ活動が、 半日に渡って観測されています。 高速風が久しぶりなのであたりまえですが、久しぶりに元気な変化を見た気がします。 シベリアの磁場データも、プラスにマイナスにと、大きく振れています。 頭の上で、活発な活動が発生していたのでしょう。 また、沖縄磁場データは-60nTほどの減少となっていて、 小規模の磁気嵐が発生しています。 現在、太陽風の速度は500km/秒台後半に上がっています。 一方、磁場強度は5nTを割るくらいへ弱まっています。 このため、高速風は既にピークを迎えていて、 この後は次第に低下に向かうだろうと思われます。 SOHO EIT195の観測が再開されました。 コロナホールは既に西の端に近づいています。 このことも、高速風は長く続かないだろうということを示しています。 放射線帯高エネルギー電子は、今のところ目立った変化をしていません。 明日にかけてどうなるか、様子を見て下さい。 太陽は無黒点です。 フレアは現れなくなって、静かになっています。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。15日4時(世界時14日19時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。15日0時半(世界時14日15時半) (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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