宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 2/13 08:43 更新 1012黒点群で、B4の小さなフレアが発生しました。太陽風は低速ですが、南向き磁場の影響でオーロラ活動が起きています。 担当 篠原 SOHOの太陽可視光写真が更新され、1012黒点群が見えています。 東端に小さく、黒点はひとつだけです。 出現した緯度は赤道に近く、磁場の分布はこれまでの活動周期、第23期の性質です。 13日1時(12日16時)に、この黒点群でB4の小さなフレアが発生しました。 その様子を、STEREO Behind衛星のEUVIカメラの動画で紹介しましょう。 STEREO Behindからは、1012黒点群は太陽の中心に見えています。 フレアが発生し、太陽コロナが噴き出して広がって行く様子が見えています。 しばらくすると、SOHO LASCO C3などでも、 CME(太陽ガスの放出現象)の広がる様子が見えるかもしれません。 地球から見ると、1012黒点群は太陽の横の方にありますので、 地球への影響はないでしょう。 太陽が活発であれば、B4のフレアや、 このくらいの小さな噴出を取り上げる機会はほとんどないのですが、 太陽がずっと静かなので、この規模でも大きな記事になります。 太陽風は、340km/秒前後と低速状態を保っています。 磁場強度は4nT前後。 南北成分が、半日ほど安定して南向きになっています。 この影響で、小規模のオーロラ活動が発生しています。 AE指数に、300nTほどの変化が2回ほど見られています。 太陽風の速度は遅く、南向き磁場もそれほどの強度ではないため、 磁気圏の乱れもこの程度です。 地球から見る太陽コロナは、今日もひのでの写真です。 コロナホールが着々と西半球側へ移動しています。 1日前の写真なので、現在のコロナホールはもう少し西へ(右へ)移動しています。 コロナホールは、地球への影響開始位置にだいぶ近づいています。 明日くらいに、太陽風に乱れがやって来るかもしれません。 27日周期の図を見ると、前周期は、 1月19日に見られる太陽風磁場の強まりと、 速度の小さな盛り上がりが見られる程度でした。 今周期の太陽風はどうなるでしょうか。 STEREO behind衛星で、B4フレアと、太陽のガスの噴き出しが見えています。 (c) NASA ひのでによる太陽X線写真。12日4時(世界時11日19時)。 (c) 国立天文台/JAXA, SolarMonitor.org SOHOによる太陽の可視光写真。黒点は見られません。12日9時(世界時12日0時) (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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