宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 2/ 4 09:37 更新 太陽風に、小規模の急な変化がやって来ました。中規模のオーロラ活動が発生しています。 担当 篠原 今朝早く、4日4時(世界時3日19時)頃、太陽風の急な変化をACE衛星が観測しました。 速度が、310km/秒から350km/秒へ、磁場強度が、5nTから10nTへ、 プラズマの密度は2個/cm^3から10個/cm^3へと、それぞれ急に上昇しています。 コロナホールからの影響が、この様な変化としてやってきたのでしょうか。 変化は急でしたが、速度の変化幅はそれほど大きなものではありません。 現在は、380km/秒に上がっていますが、まだやや遅めの速度です。 この後も、大きく乱れることはないと思います。 地上へは、約1時間後の4日5時(世界時3日20時)頃にやって来ました。 沖縄の磁場データに、とても小さな増加が見られています。 磁場が強まった後、南北成分がしばらく強い南向きになりました。 この影響で、AE指数に500nTほどの中規模の変化が発生しています。 グラフでは、まだ変化の途中なので、もうしばらく続いているかもしれません。 磁場の南向きは4時間ほどで終わり、以降は、強い北向きとなっています。 現在の磁気圏は、静穏状態に戻っているでしょう。 今回の変化の規模は、27日周期の図で見るとよくわかります。 磁場強度は、そこそこ強まっていますが、速度の変化は小さなものです。 今後も、太陽風は、基本的には静穏状態を保つと思われます。 太陽は磁場写真のみ更新されています。 磁場の強まりはなく、無黒点が続いている様です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。4日9時(世界時4日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の磁場写真。磁場の強まりはありません。4日1時(世界時3日16時) (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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