宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/ 2/ 1 11:19 更新 太陽風の速度は、470km/秒にやや高まっています。小規模のオーロラ活動も発生しています。 担当 篠原 昨日、太陽に見えていた小さな磁場の強まりは、 それ以上は発達せず、弱まっています。 黒点も現れず、太陽は無黒点の状態が続いています。 磁場強度が10nTに強まり、速度が400km/秒を超えていた太陽風は、 もう少し速度が上昇し、470km/秒前後を推移しています。 やや高速の状態と言えます。 磁場強度は、既に4nTへ下がっており、これ以上の強い風になることはないでしょう。 コロナホールの影響が、少しだけやってきた様です。 この速度の盛り上がりに対応して、磁気圏のオーロラ活動もやや強まっています。 AE指数では、200nTから500nTくらいの小規模変動が連続的に発生しています。 太陽風は、この後次第に速度が下がり、穏やかな状態に戻ると思います。 その後も、速度の遅い状態がしばらく続くでしょう。 掲載している27日周期の図では、前周期には速度の高い領域は見られません。 前周期は、1周期全体にわたって速度の高い領域がなくなりました。 次に、どこが高速風になるのか、 SOHO EIT195に見られるコロナホールの分布とともに、注目しています。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。1日9時半(世界時1日0時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。1日0時(世界時31日15時) (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|