宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 1/31 10:28 更新 太陽風は、400km/秒前後の穏やかな状態が続いていますが、磁場強度が強まっており、多少乱れるかもしれません。 担当 篠原 昨日より、速度400km/秒をやや割る程度の、穏やかな太陽風が続いていましたが、 今朝になって、小さな変化が見えています。 磁場強度が、5nTから10nTに強まり、速度も、420km/秒に少し上がっています。 太陽の南半球側に見えていた小さなコロナホールの影響が、 遅れ気味に届いて来たのかもしれません。 太陽風の速度は引き続き上昇するかもしれません。 しかし、コロナホールの規模から考えて、それほど速くはならないでしょう。 磁気圏は、穏やかな状態が続いています。 現在、磁場強度が強まっていますが、 南北成分が北寄りに推移しているため、今のところ目立った影響はありません。 しかし、今後、磁場が南寄りに反転すると、 小中規模のオーロラ活動が起こりそうです。 今日は、2枚のSOHO EIT195太陽コロナ写真を掲載しています。 左が現在、右が27日前(太陽の自転周期)の写真です。 右の写真(27日前)を見ると、 北極から南極へ向かって、淡いコロナホールの筋が伸びています。 この筋は、左の写真(現在)でも淡く見えています。 ただ、北半球側の傾きが大きくなり、南極近くでは筋が見えなくなっています。 太陽の磁場分布が、ゆっくりと動いているのでしょう。 コロナホール自体は、いずれもたいへん淡く、地球への目立った影響は無さそうです。 太陽は無黒点が続いています。 SOHO EIT195の東北部(左上)に、小さな明るい領域があります。 ここが発達して、そのうち黒点が現れるかもしれません。 磁場分布を見ると(磁場写真を掲載しています)、 [白 黒]と、北半球側の新しい24期の極性です。 この領域は、北緯10度付近にあり、 太陽の内部では、新しい活動周期はこの辺りまで下がって来ているようです。 SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありまえせん。31日1時(世界時30日16時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の磁場写真。北東寄り(左上)に、第24期の小さな磁場の強まりが見えます。31日1時半(世界時30日16時半) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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