宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 1/27 08:03 更新 太陽風速度は300km/秒台が続き、高速風には発達していません。南向き磁場の影響で、磁気圏活動は活発化しました。 担当 篠原 太陽風の乱れは、あまり強まらないまま推移しています。 昨日のニュースの後、太陽風の速度は380km/秒まで上昇しました。 磁場強度も10nTに上がり、高速風の始まりかと思われたのですが、 昨日の午後からは速度が下がり始め、 25日18時(世界時25日9時)には、340km/秒に戻ってしまいました。 磁場強度も、それを追いかける様に、やがて5nTレベルへ下がって行きました。 ちょっと肩すかしの様な変化になってしまいました。 本格的な速度の上昇は、今日からになるのかもしれません。 そうであれば、前周期と同じタイミングでの高速風の回帰となります。 引き続き、太陽風の変化に注目して下さい。 太陽風は、速度としては空振りでしたが、 磁場強度が強まった間、-8nTの強い南向きが6時間ほど続きました。 このため、磁気圏への影響は大きくなり、 AE指数では、この時間帯に500〜900nTの中規模の変動が観測されています。 南向き磁場の強さとしてはなかなかだったのですが、 速度が遅かった(340km/秒)ため、激しい変動にまでは発達しなかったようです。 現在は、磁場が北寄りに切り替わり、磁気圏は落ち着いています。 今日、これから太陽風がどう推移するか、注目して下さい。 SOHO EIT195では、中心の南寄り(下寄り)に、コロナホールが見えています。 こちらの影響が3日後くらいになるので、 1月31日にかけて、太陽風は変化が起こりやすい状態が続きます。 太陽は無黒点で、とても静かです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。27日0時半(世界時26日15時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。太陽は無黒点です。27日0時半(世界時26日15時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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