宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 1/26 08:19 更新 280km/秒の遅い太陽風から、340km/秒へやや上昇しています。高速風の始まりが近づいているかもしれません。 担当 篠原 昨日より、280km/秒とかなり速度の遅い、穏やかな太陽風が続いていました。 しかし、今朝、26日5時(世界時25日20時)頃から太陽風に変化が始まっています。 磁場強度が、5nTを越えて8nT前後になり、 プラズマ密度は、10〜20個/cm^3に増えています。 そして、速度は、小幅ですが340km/秒へ上昇しています。 これらの変化より、高速太陽風の到来が近づいている可能性があります。 まだ、変化としては小さいので、引き続き注目して下さい。 前周期のタイミングと比べると、1日近く早まっています。 磁気圏はまだ静穏です。 磁場強度が強まりつつありますので、 南向きが強まって、オーロラ活動を活発にする可能性があります。 現在のACEのデータも、-5nTほどの南向きの傾向に変わっています。 これから始まるのか、もうしばらく経ってからになるのかは分かりませんが、 しばらく、速度の高い太陽風が続くと予想されます。 SOHO EIT195の太陽写真を見ると、 中心から南東(左下)にかけて、コロナホールが淡く伸びています。 この領域は前周期にもあり、太陽風速度に2つ目の山を作りました(1月3日頃)。 今周期も、1月30日にかけて、速度の高まりが続きそうです。 放射線帯高エネルギー電子は、現在はたいへん低いレベルです。 高速風到来後、増加に向かう可能性があります。 ただ、前周期は目立った増加には繋がりませんでした。 太陽は無黒点で、静穏です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。26日7時半(世界時25日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。太陽は無黒点です。26日1時(世界時25日16時) (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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