宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:05)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/25 --- ---
1/24 --- ---
1/23 --- ---

黒点  1/25 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:48 273 -1.2
-2 h 279 -1.7
-4 h 280 -0.4
-6 h 286 -0.3
-8 h 289 +1.0
-10 h 289 +0.9
-12 h 308 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -5 28/ 15
-2 h -4 13/ 5
-4 h -4 14/ 2
-6 h -3 14/ 2
-8 h -3 15/ 7
-10 h -4 10/ 2
-12 h -5 11/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
1/25 0.5 1x10^1
1/24 0.7 1x10^1
1/23 0.6 1x10^1
1/22 0.5 1x10^1
1/21 0.7 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 1/20 07:29 高速太陽風領域は弱まってしまい、太陽風の速度はほとんど上がっていません。
2009/ 1/21 07:24 太陽風の速度は通常レベルに下がり、穏やかな状態です。太陽は無黒点にもどっています。
2009/ 1/22 11:56 400km/秒台前半の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も概ね静穏です。
2009/ 1/23 09:34 太陽風速度は320km/秒に下がり、磁気圏もとても静穏です。
2009/ 1/24 11:17 太陽風は320km/秒と遅く、磁気圏も非常に静穏です。太陽は無黒点が続いています。
最新のニュース

2009/ 1/25 11:05 更新
太陽風は、速度270km/秒とかなり低速になっています。磁気圏もとても穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、もう一段下がり、270km/秒になっています。
かなり低速の状態です。
磁場強度は、3nTを前後していて、やや弱めの状態が続いています。
とても穏やかな太陽風です。

これを受けて、磁気圏も非常に静穏です。
AE指数は全く変化がなく、
シベリア磁場データも、この2日間は直線になっています。


今日いっぱいはこのまま静穏な状態が続くでしょう。
そして、早ければ26日、前周期と同じなら27日から、太陽風の変化がやってきます。

SOHO EIT195では、コロナホールが西側へ移動していますが、
斜め方向になるとともに、とても見にくくなっています。
コロナホール自体とても淡かったためです。
前周期と同じく、規模の小さな高速風になりそうです。


太陽も非常に静穏です。
黒点はもちろんですが、SOHO EIT195でも明るい領域は全く見られません。

今月に入って、小さいながらも黒点が続けて出現して、
変化を期待したのですが、活動もそこまでで、
今月の無黒点日もかなりの日数になりそうです。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。25日10時(世界時25日1時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。太陽は無黒点です。25日7時半(世界時24日22時半)
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。