宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:56)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/22 --- ---
1/21 --- ---
1/20 --- ---

黒点  1/22 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:49 410 +0.2
-2 h 407 +0.7
-4 h 406 +1.2
-6 h 400 -0.5
-8 h 413 -1.7
-10 h 420 -2.2
-12 h 429 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -11 5/ 7
-2 h -12 4/ 6
-4 h -13 12/ 4
-6 h -16 10/ 4
-8 h -17 14/ 8
-10 h -14 8/ 7
-12 h -12 7/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
1/22 0.5 1x10^1
1/21 0.7 1x10^1
1/20 0.7 1x10^1
1/19 0.7 1x10^1
1/18 0.6 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 1/17 10:04 太陽風は340km/秒の低速になり、磁気圏も静穏です。明日以降、高速風領域に入るでしょう。
2009/ 1/18 10:24 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。高速風の到来が近づいています。
2009/ 1/19 12:35 高速太陽風が始まりつつあります。まだ、速度は440km/秒に上がった程度です。
2009/ 1/20 07:29 高速太陽風領域は弱まってしまい、太陽風の速度はほとんど上がっていません。
2009/ 1/21 07:24 太陽風の速度は通常レベルに下がり、穏やかな状態です。太陽は無黒点にもどっています。
最新のニュース

2009/ 1/22 11:56 更新
400km/秒台前半の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も概ね静穏です。

担当 篠原

SOHO衛星のLASCO C3カメラの視野を、木星がゆっくりと通過しています。
1週間前に視野の左端に入って、そろそろ太陽に重なろうとしているところです。
木星はこれから、もう10日ほどかけて、画面の右側へ通り過ぎて行きます。


太陽風は穏やかな状態が続いています。
速度は400km/秒から430km/秒の間をゆっくりと変化しています。
平均的な速度レベルです。
磁場強度は、3nTから2nTへ弱まっています。

磁気圏も概ね静穏ですが、
太陽風の磁場が-2nTほど南向きになっていたため、
AE指数で300nTの小規模活動が観測されています。


引き続き、穏やかな太陽風が続きそうです。
27日周期の図によると、次の高速風は1月27日頃になりそうです。

SOHO EIT195で、現在(左)と前周期(右)のコロナホールを比較してみましょう。
右の写真(27日前)の方が、コロナホールはやや見やすいようです。
太陽の中心付近から東(左)にかけて、淡い影が見えています。
このかたまりが、コロナホールです。
一方、現在の写真(左)では、コロナホールはやや分かりにくくなっています。
右と比べると、大きさが少し小さくなり、場所も右上へずれているように見えます。
回帰して来る高速風にも違いが現れるでしょうか。

今周期、19日からやって来ると思われた高速風は、姿を消してしまいました。
次の高速風も規模が弱まる様だと、太陽風の速度は、ますます平坦化してしまいます。


太陽は無黒点で、非常に静穏です。




SOHO LASCO C3の視野を、木星が通過中です。ゆっくりと西側に移動しています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。太陽は無黒点です。22日5時半(世界時21日20時半)
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

1/21 22:36 UT

12/25 22:24 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。