宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:29)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/20 --- ---
1/19 --- ---
1/18 --- ---

黒点  1/19 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:22 471 +0.2
-2 h 479 -2.0
-4 h 476 -2.1
-6 h 448 -0.4
-8 h 417 +0.5
-10 h 408 +4.8
-12 h 410 +4.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -19 8/ 5
-2 h -17 6/ 8
-4 h -13 7/ 11
-6 h -7 6/ 7
-8 h -7 4/ 5
-10 h -8 3/ 4
-12 h -9 3/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
1/20 0.4 1x10^1
1/19 0.7 1x10^1
1/18 0.6 1x10^1
1/17 0.6 1x10^1
1/16 0.6 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 1/15 09:38 速度の遅い太陽風が続いています(340km/秒)。弱いCMEが発生しています。
2009/ 1/16 09:06 太陽風の速度が420km/秒に上がっています。磁気圏では、弱い活動が続いています。
2009/ 1/17 10:04 太陽風は340km/秒の低速になり、磁気圏も静穏です。明日以降、高速風領域に入るでしょう。
2009/ 1/18 10:24 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。高速風の到来が近づいています。
2009/ 1/19 12:35 高速太陽風が始まりつつあります。まだ、速度は440km/秒に上がった程度です。
最新のニュース

2009/ 1/20 07:29 更新
高速太陽風領域は弱まってしまい、太陽風の速度はほとんど上がっていません。

担当 篠原

今周期にかけて、高速太陽風領域は規模がかなり小さくなってしまった様です。

昨日のニュースの後、太陽風の速度は一旦400km/秒に下がり、
今日に入った頃から再び上がって、現在470km/秒です。
やや高速という速度レベルにとどまっています。

昨日は、10nTを超えていた太陽風の磁場強度も、
その後はゆっくりと低下傾向に入り、既に3nTへと弱まっています。
もうこの後に、目立った速度上昇は来ないのではないでしょうか。

27日周期の図を見て下さい。
前周期もそれほど強い高速風領域ではありませんでしたが、
今回は、一段と弱まっています。
もうしばらく様子を見てみましょう。


磁気圏は概ね静穏です。
AE指数で300〜500nTくらいの小規模のオーロラ活動は起きていますが、
太陽風の乱れが小さかったので、こんなものでしょう。
太陽風の磁場強度が下がってしまったことで、
今後も活発なオーロラ活動はなさそうです。


太陽では、昨日現れた黒点群に、1011群という番号が付けられています。
既に規模は弱まっていて、今日の写真では、かろうじて黒点が1つ見えるだけです。
(見つけにくければ、SOHO EIT195の明るい場所を目印に探して下さい)
1011群は、このまま消えて行きそうです。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。20日0時(世界時19日15時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。中央やや右に、黒点が1つかろうじて見えます。19日23時半(世界時19日14時半)
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。