宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 1/17 10:04 更新 太陽風は340km/秒の低速になり、磁気圏も静穏です。明日以降、高速風領域に入るでしょう。 担当 篠原 太陽の東端に見えていた活動領域が、太陽のこちら側に回って来ました。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見て下さい。 東端(左端)の北半球側に明るい領域が見えています。 SOHOの可視光写真によると、ここに黒点はありませんでした。 白く光る、白斑が見えています。 磁場の分布は、新しい第24期の極性でした。 GOESのX線データは静穏で、太陽活動は穏やかなままでしょう。 昨日、400km/秒台に上がっていた太陽風の速度は、 昨日のニュース以降、低下に向かい、現在、350km/秒へ下がっています。 低速の穏やかな太陽風に戻りました。 磁場強度は4nT。 南北成分は、0nTを中心に変化する様になりました。 磁場の南寄りの傾向がなくなったため、磁気圏へのエネルギーの流入が弱まり、 磁気圏活動はとても静かになっています。 AE指数のグラフには、全く変化が見られません。 今日いっぱいは、穏やかな太陽風が続くでしょう。 明日か明後日くらいから、高速太陽風が始まると予想されます。 SOHO EIT195では、コロナホールが西半球(左側)の半分まで進行しており、 高速風の到来が近いことを告げています。 高速風の始まりには、太陽風磁場が強まって、 強い南向き磁場をもたらす可能性が高まります。 このタイミングで、強いオーロラ活動が発生することが多いので、 オーロラ観望を狙っている方は、これからのACEデータに注目して下さい。 27日周期の図の前周期のグラフ、12月22, 23日頃のIMF Bz, Btに、 その様子が見えています。 この変化の回帰の頃がチャンスです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。17日9時(世界時17日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。活動領域に白斑が見えます。17日7時半(世界時16日22時半) (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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