宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/16 --- ---
1/15 --- ---
1/14 --- ---

黒点  1/15 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:07 419 +0.5
-2 h 405 -1.4
-4 h 376 -3.6
-6 h 353 -1.9
-8 h 355 -3.9
-10 h 360 +3.2
-12 h 341 +1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -17 12/ 4
-2 h -18 13/ 4
-4 h -15 10/ 15
-6 h -13 -1/ 13
-8 h -5 6/ 9
-10 h -8 0/ 3
-12 h -13 -1/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
1/16 0.5 1x10^1
1/15 0.7 1x10^1
1/14 0.6 2x10^1
1/13 0.8 3x10^1
1/12 0.5 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 1/11 09:19 1010黒点群が少し大きくなっています。太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。
2009/ 1/12 10:53 太陽風は320km/秒まで速度が下がり、かなり穏やかです。1010黒点群は、縮小しています。
2009/ 1/13 09:06 300km/秒台前半の低速の太陽風が続いています。1010黒点群は、間もなく消えそうです。
2009/ 1/14 09:06 300km/秒台前半の遅い太陽風が続いています。太陽は無黒点に戻りました。
2009/ 1/15 09:38 速度の遅い太陽風が続いています(340km/秒)。弱いCMEが発生しています。
最新のニュース

2009/ 1/16 09:06 更新
太陽風の速度が420km/秒に上がっています。磁気圏では、弱い活動が続いています。

担当 篠原

350km/秒前後を推移していた太陽風の速度(ACEの黄色線)が、
今朝に入って上昇しています。
現在、420km/秒に上がったところです。
大きく強まるということはないと思いますが、しばらく様子を見たいところです。

太陽風の磁場強度(白線)も、7nTあたりにやや強まったままで安定してます。
13日に始まったこの磁場の強まりも、
これで、3日間続いています(27日周期の図を見て下さい)。

SOHO EIT195を見ると、コロナホールは、
太陽の中心線を通過して、西半球側に進行しています。
地球へ影響が及び始める目安の位置までは、もう1〜2日ほどかかりそうです。
高速風の到来までは、もうしばらくかかるのではないかと思います。


太陽風磁場の南北成分(赤線)は、依然、南寄りの傾向(マイナス方向)を続けています。
このため、磁気圏では弱いながらも活動的な状態が続いていて、
200nTから500nTにかけての小規模オーロラ活動が、断続的に発生しています。
この傾向は、今日も続きそうです。


今後やって来る高速風ですが、27日周期の図によると、
18日か19日頃から始まると予想されます。
前周期の最高速度は、550km/秒ほど、高速状態は約3日間続きました。


太陽は無黒点のままです。
SOHO EIT195の東端(左端)で、
北半球の中緯度の明るい領域がこちら側へ回り込みつつあります。
規模はそれほど大きくないので、黒点があるかどうかは微妙です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。16日9時(世界時16日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。16日2時(世界時15日17時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。