宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/15 --- ---
1/14 --- ---
1/13 --- ---

黒点  1/15 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:30 359 +2.0
-2 h 346 -3.0
-4 h 348 -3.4
-6 h 343 -1.9
-8 h 349 -1.4
-10 h 357 +0.6
-12 h 348 -3.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -14 8/ 3
-2 h -12 6/ 4
-4 h -11 5/ 5
-6 h -9 2/ 6
-8 h -8 -4/ 12
-10 h -13 -13/ 13
-12 h -16 -10/ 9

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
1/15 0.4 1x10^1
1/14 0.6 2x10^1
1/13 0.8 3x10^1
1/12 0.5 2x10^1
1/11 0.6 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 1/10 11:46 太陽の北半球に24期の黒点群が発生しました。太陽風は400km/秒に近づき、弱いオーロラ活動も続いています。
2009/ 1/11 09:19 1010黒点群が少し大きくなっています。太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。
2009/ 1/12 10:53 太陽風は320km/秒まで速度が下がり、かなり穏やかです。1010黒点群は、縮小しています。
2009/ 1/13 09:06 300km/秒台前半の低速の太陽風が続いています。1010黒点群は、間もなく消えそうです。
2009/ 1/14 09:06 300km/秒台前半の遅い太陽風が続いています。太陽は無黒点に戻りました。
最新のニュース

2009/ 1/15 09:38 更新
速度の遅い太陽風が続いています(340km/秒)。弱いCMEが発生しています。

担当 篠原

SOHO LASCO C3カメラで、弱いCME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。
東の端(左側)から、淡いガスが飛び出しています。
地球への影響はないでしょう。
写真の左端に見える明るい星は、木星です。
次第に太陽に近づいています。


太陽風は340km/秒を前後し、低速な状態が続いています。
8nTにやや強まっていた磁場強度は、次第に弱まって、5nTに落ちています。

磁場の南北成分は、再び南に偏る様になりました。
磁場強度が高まっているため、南向き磁場もある程度強くなり、
-5nTほどの南向きになった時間帯もあります。
そのため、磁気圏活動も強まりを見せ、
AE指数には、500nTの中規模のオーロラ活動が観測されています。

この後も、基本的に太陽風は、低速で穏やかな状態が続くでしょう。


SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、コロナホールが、太陽の中心域に達しています。
今、この部分から地球に向かって速度の高い太陽風が吹きだしているところです。
飛び出した太陽風が地球へやってくるまでは、3日ほどかかります。
高速風の始まりは、18日か、19日頃になりそうです。


太陽は無黒点で、静穏です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。15日9時(世界時15日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。15日1時半(世界時14日16時半)
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

1/14 08:42 UT

1/14 10:42 UT

1/14 12:42 UT

1/14 14:42 UT

1/14 16:42 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。