宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/ 1/11 09:19 更新 1010黒点群が少し大きくなっています。太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 1010黒点群は、規模がやや大きくなり、 可視光写真を見ると、黒点の数が増えています。 磁場分布も、白と黒の面積が広がっています。 しかし、磁場の構造としては、左右にはっきりと分かれた 比較的単純な形をしていて、激しい活動の心配はなさそうです。 GOESのX線グラフでは、Aクラスの小さな変動が発生しています。 今後も、この程度の活動が続くと思われます。 太陽風は、速度が再び下がり始め、360km/秒に落ちています。 今度は、磁場強度も下がっていて、3nTに弱まっています。 速度、磁場ともに静穏な太陽風になっています。 磁気圏では、AE指数300nTほどの小さな変動が2回ほど観測されています。 穏やかな太陽風は、まだ1週間ほど続くでしょう。 次の高速風をもたらすコロナホールは、次第にこちら側に向かっています。 SOHO EIT195の東端(左端)にもう見えているのではないかと思いますが、 まだはっきりしません。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。11日2時(世界時10日17時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。北半球東側の中緯度に1010黒点群が見えます。11日1時(世界時10日16時) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の磁場写真。北半球東側中緯度に1010黒点群の磁場の強まりが見えます。10日22時(世界時10日13時) (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|