宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:19)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/11 --- ---
1/10 --- ---
1/ 9 --- ---

黒点  1/10 (NOAA)
磁場 フレア
1010 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:10 364 -0.8
-2 h 370 -1.4
-4 h 372 -1.2
-6 h 377 +0.2
-8 h 375 +0.3
-10 h 382 +1.2
-12 h 383 +2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
19:59 -9 3/ 3
-2 h -8 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
1/11 0.6 2x10^1
1/10 0.5 8x10^1
1/ 9 0.7 3x10^2
1/ 8 0.5 3x10^2
1/ 7 0.7 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 1/ 6 09:27 太陽風の速度は400km/秒に下がりました。
2009/ 1/ 7 12:38 太陽風の速度は、340km/秒に下がっています。太陽の南半球に、24期の黒点が出現しました。
2009/ 1/ 8 09:27 太陽は無黒点に戻っています。太陽風の速度は、290km/秒まで下がっています。
2009/ 1/ 9 09:19 低速の穏やかな太陽風が続いています。静かな宇宙天気が続きます。
2009/ 1/10 11:46 太陽の北半球に24期の黒点群が発生しました。太陽風は400km/秒に近づき、弱いオーロラ活動も続いています。
最新のニュース

2009/ 1/11 09:19 更新
1010黒点群が少し大きくなっています。太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。

担当 篠原

1010黒点群は、規模がやや大きくなり、
可視光写真を見ると、黒点の数が増えています。

磁場分布も、白と黒の面積が広がっています。
しかし、磁場の構造としては、左右にはっきりと分かれた
比較的単純な形をしていて、激しい活動の心配はなさそうです。
GOESのX線グラフでは、Aクラスの小さな変動が発生しています。
今後も、この程度の活動が続くと思われます。


太陽風は、速度が再び下がり始め、360km/秒に落ちています。
今度は、磁場強度も下がっていて、3nTに弱まっています。
速度、磁場ともに静穏な太陽風になっています。

磁気圏では、AE指数300nTほどの小さな変動が2回ほど観測されています。


穏やかな太陽風は、まだ1週間ほど続くでしょう。

次の高速風をもたらすコロナホールは、次第にこちら側に向かっています。
SOHO EIT195の東端(左端)にもう見えているのではないかと思いますが、
まだはっきりしません。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。11日2時(世界時10日17時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。北半球東側の中緯度に1010黒点群が見えます。11日1時(世界時10日16時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の磁場写真。北半球東側中緯度に1010黒点群の磁場の強まりが見えます。10日22時(世界時10日13時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。