宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 1/10 11:46 更新 太陽の北半球に24期の黒点群が発生しました。太陽風は400km/秒に近づき、弱いオーロラ活動も続いています。 担当 篠原 太陽の北半球側に、新しい第24活動周期の黒点群が出現しました。 SOHOの可視光写真の北東(左上)にあり、昨日の朝に発生した様です。 磁場の極性は、[ 白(N) 黒(S) ]の順番で、これは北半球の24期の特性です。 24期の黒点群は、3日前の1月7日にも、南半球に出現していました。 その日の記事の、太陽磁場の写真と見比べてください。 北半球と南半球で、磁場の順番が逆転することがよく分かります。 NOAAの発表によると、黒点群には1010群という番号が付けられています。 1月7日の黒点群に、1010群という番号が付けられたという情報が、 SpaceWeather.comに掲載されていたのですが、それは間違いだった様です。 NOAAの黒点群番号は、ある判断基準で番号付けがされているらしく、 全ての黒点群が数えられている訳ではありません。 1010群の出現によって、GOESのX線グラフにAからBクラスの変化が発生しています。 この後、どのように変化するか注目しています。 太陽風は、やや速度が上がり、400km/秒を割るくらいの速度になっています。 太陽風として、平均的な速度です。 磁場強度も5nTと、普通の強さで安定しています。 磁場の南北成分は、5nTの磁場強度の中で、ゆったりと南北に揺れ続けています。 その影響で、AE指数300〜500nTくらいの小中規模のオーロラ活動が起こっています。 速度が400km/秒に近づいた分、活動の振幅もやや強まっているように見えます。 このように、小規模の変動はありますが、穏やかな太陽風はまだ続きます。 今日の27日周期の図で、前周期のグラフの最後にやっと次の高速風が見えて来ました。 12月23日の変化です。 これは、今周期は1月19日に相当します。 それまでは、300km/秒から400km/秒くらいの穏やかな太陽風が続くでしょう。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。10日11時半(世界時10日2時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。北半球東側の中緯度に小さな黒点群が見えます。10日10時半(世界時10日1時半) (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の磁場写真。北半球東側中緯度の磁場の強まりは、24期の黒点群です。10日10時半(世界時10日1時半) (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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