宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:27)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 6 --- ---
1/ 5 --- ---
1/ 4 --- ---

黒点  1/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:22 389 -1.2
-2 h 397 +1.3
-4 h 392 -2.2
-6 h 397 -2.3
-8 h 402 -3.5
-10 h 416 -2.9
-12 h 423 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -14 10/ 3
-2 h -17 13/ 5
-4 h -18 9/ 4
-6 h -18 7/ 8
-8 h -17 9/ 10
-10 h -13 8/ 6
-12 h -15 8/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
1/ 6 0.5 5x10^2
1/ 5 0.8 5x10^2
1/ 4 0.7 3x10^2
1/ 3 0.6 2x10^2
1/ 2 0.6 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 1/ 1 12:06 太陽風は500km/秒台の高速風になっています。年越しのオーロラ活動も発生しています。
2009/ 1/ 2 12:18 太陽風の速度は、400km/秒近くにまで下がり、高速風は一旦終わっています。
2009/ 1/ 3 11:55 太陽風の速度は500km/秒台を回復し、高速風の後半が始まりました。
2009/ 1/ 4 10:43 500km/秒台前半の高速太陽風が続いています。オーロラも活動的な状態です。
2009/ 1/ 5 09:00 太陽風の速度は450km/秒に下がっています。磁場は南よりで、小規模の磁気圏活動が続いています。
最新のニュース

2009/ 1/ 6 09:27 更新
太陽風の速度は400km/秒に下がりました。

担当 篠原

今日、6日に入った頃(世界時5日15時)、太陽風の速度は400km/秒に下がりました。
年末からの高速風は、終わったと言ってよいでしょう。
磁場強度も、3〜4nTで、やや弱まった状態です。

太陽風磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いています。
-3nTほどの南向き磁場が、長い時間現れています。
この影響で、200〜300nTほどの小規模のオーロラ活動が続いています。
速度が下がっているので、活動の規模は限定的です。


今後、このまま低速の太陽風が続くか、速度の上昇が発生するか、注目しています。
というのは、SOHO EIT195の太陽の西側に、淡いながらもコロナホールが見えているためです。

27日周期の図で、前周期、12月11〜13日を見ると、
太陽風磁場、速度ともに、小さな変動が見えています。
前周期にも多少の変化があった訳ですが、
これが、強まる方向にあるのか、何も起こらないのか、
3日間ほど注目してください。


太陽は、無黒点です。
SOHO EIT195で、太陽の東側に小さな明るい点が縦に2つ並んでいます。
ここを磁場写真で見ると、上は[ 黒 白 ]、下は[ 白 黒 ]と(白はN極、黒はS極)、
それぞれ23活動周期(これまでの活動周期)の北半球、南半球の磁場極性になっています。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。6日9時(世界時6日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。6日7時半(世界時5日22時半)
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の磁場写真。東側の南北低緯度に、23活動周期の磁場分布が現れています。6日4時半(世界時5日19時半)
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。