宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 7 --- ---
1/ 6 --- ---
1/ 5 --- ---

黒点  1/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:30 334 -1.3
-2 h 349 -0.5
-4 h 350 -0.8
-6 h 356 -1.2
-8 h 364 +0.3
-10 h 364 -1.4
-12 h 358 -2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -16 21/ 13
-2 h -16 8/ 2
-4 h -15 11/ 3
-6 h -16 8/ 2
-8 h -18 6/ 2
-10 h -18 5/ 8
-12 h -18 1/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
1/ 7 0.7 5x10^2
1/ 6 0.6 5x10^2
1/ 5 0.8 5x10^2
1/ 4 0.7 3x10^2
1/ 3 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 1/ 2 12:18 太陽風の速度は、400km/秒近くにまで下がり、高速風は一旦終わっています。
2009/ 1/ 3 11:55 太陽風の速度は500km/秒台を回復し、高速風の後半が始まりました。
2009/ 1/ 4 10:43 500km/秒台前半の高速太陽風が続いています。オーロラも活動的な状態です。
2009/ 1/ 5 09:00 太陽風の速度は450km/秒に下がっています。磁場は南よりで、小規模の磁気圏活動が続いています。
2009/ 1/ 6 09:27 太陽風の速度は400km/秒に下がりました。
最新のニュース

2009/ 1/ 7 12:38 更新
太陽風の速度は、340km/秒に下がっています。太陽の南半球に、24期の黒点が出現しました。

担当 篠原

太陽風の速度は更に下がり続け、現在、340km/秒の低速風になっています。
磁場強度も4nT前後と穏やかなままで、
太陽風に目立った変化は発生していません。

SOHO EIT195を見ると、
注目していた淡いコロナホールは、太陽の西半分を通過中ですが、
今のところ、全く影響は見られません。
前周期に太陽風が多少ざわついていたのは、12月11日からなので、
もう2-3日様子を見る必要はありますが、
前周期同様、たいした変化にはならないように思われます。


小規模の磁気圏活動が続いています。
AE指数で、300nTほどの変化が発生しています。
これは、太陽風磁場の南北成分が南寄りを保っているためです。

現在は、速度が300km/秒台前半まで下がってしまったので、
今後の磁気圏活動は、一層小規模になるだろうと思います。


太陽風は、これから10日間程度穏やかな状態を保つでしょう。
掲載している27日周期の図では、前周期の次の高速風はまだ顔を見せていません。


太陽では、南半球(下側)の西側(右側)中緯度に、小さな黒点群が出現しています。
可視光写真で見つけにくいようでしたら、
SOHO EIT195で明るく光っている部分、もしくは、
磁場写真で磁場が強まっている場所を見つけて、見当をつけるとよいでしょう。

磁場分布は、[ 黒 白 ]で、南半球側の、新しい24活動周期の性質を示しています。
できたばかりの黒点で、NOAAの番号はまだ付けられていないようです。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。7日11時(世界時7日2時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。南半球、西側の中緯度に小さな黒点が見えます。7日9時(世界時7日0時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の磁場写真。南半球西側中緯度の磁場の強まりは、24期の黒点群です。7日6時(世界時6日21時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。