宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 1/ 5 09:00 更新 太陽風の速度は450km/秒に下がっています。磁場は南よりで、小規模の磁気圏活動が続いています。 担当 篠原 昨日のニュース以降、あっさりと太陽風の速度は低下を始め、 4日16時(世界時4日7時)には、450km/秒となりました。 以後、現在までこの速度で安定しています。 27日周期の図で、前周期の変化と比較すると、 高速風のふたつの山は、前半部はより大きくなり、後半部は小さくなっています。 コロナホールの分布が分かれて行っているのでしょうか。 450km/秒という太陽風の速度は、やや高速の状態です。 プラズマの密度が3個/cm^3と、まだ若干高まっているので、 もうしばらくこのくらいの速度が続くかもしれません。 太陽風磁場は、4nTでほぼ安定しています。 磁場の南北成分は、南寄りになっています。 このため、小規模のオーロラ活動が見られています。 AE指数では、400nTほどの変化が起こっています。 今後の予想ですが、27日周期の図を参考にすると、 これから2週間ほど穏やかな太陽風になりそうです。 一方、SOHO EIT195を見ると、太陽の北半球側に淡いコロナホールが広がっている様に見えます。 昨日までは、南北に伸びる細い線が目立っていたのですが、 今日の写真では、東西に広がりを持って見えています。 コロナホールを見下ろす角度が変わって、より見えやすくなったのでしょう。 この程度で見え方が変わるということは、それだけ弱いコロナホールだと見ることもできます。 この領域の影響がどの程度地球に及ぶのか、 広がりの先頭(右端)は、もう、地球への影響開始位置に近づいています。 これから3日間程度、太陽風の変化に注目してください。 前周期との違いを比べると面白いかもしれません。 太陽は無黒点が続いています。 元日に、12月の太陽無黒点日についてコメントしましたが、 SIDCの発表値でも、無黒点日は28日でした。 また改めて、この1年ほどの無黒点日の変化をまとめようと思います。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。5日2時半(世界時4日17時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。5日1時(世界時4日16時) (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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