宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 1/ 4 10:43 更新 500km/秒台前半の高速太陽風が続いています。オーロラも活動的な状態です。 担当 篠原 500km/秒台前半(ACEの黄色線)の比較的穏やかな高速太陽風が続いています。 磁場強度(白線)も、5nTと普通の強さで安定しています。 太陽風磁場の南北成分(赤線)は、南(マイナス)へ、北(プラス)へと、 ゆったりと変化しています。 太陽風の磁場が南を向くと、地球の磁気圏へ電気的なエネルギーが流れ込みます。 この影響で、地球ではオーロラの活動が活発化します。 AE指数を見ると、800nTの中規模オーロラ活動や、300nTほどの小規模活動が 断続的に発生しています。 これらの発生タイミングを、ACEの太陽風磁場南北成分と比較すると、 それぞれ磁場が南を向いた(赤線がマイナスを向いた)タイミングに一致することが分かります。 もう少し細かく見ると、オーロラ活動の発生は、 南向き磁場の発生よりもやや遅れているように見えます。 これは、ACEで観測した太陽風が地球に届くまでに、1時間弱の時間差があること、 磁場が南を向いてから磁気圏にエネルギーが流れ始めるので、 オーロラ活動の発生は、南向き磁場がしばらく続いた後になりがちなためです。 今回の高速太陽風は、そろそろ終わりに近づいています。 今日いっぱいくらいで、500km/秒を割って、速度の低下が始まるでしょう。 その後、穏やかな太陽風が2週間近く続きそうです。 SOHO EIT195では、太陽の北極から南極へ繋がる、細長いコロナホールが見えます。 これによる乱れが、多少、3-4日後の太陽風に見えるかもしれません。 大きな変化にはならないと思います。 放射線帯高エネルギー電子は、低いままです。 太陽は無黒点で、たいへん穏やかです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。4日9時(世界時4日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。黒点は見られません。4日7時半(世界時3日22時半) (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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