宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/12/31 11:04 更新 高速太陽風が始まりそうです。新年にかけて、オーロラ活動の活発化が期待できます。 担当 篠原 2008年から2009年にかけて、高速太陽風が始まりそうです。 昨夜、31日1時(世界時30日16時)頃から、太陽風のプラズマ密度が上昇し、 数時間ほど経過した31日6時(世界時30日21時)頃から、 太陽風の磁場強度と速度にも変化が始まりました。 現在、磁場強度は15nTに強まり、速度は400km/秒に上がっています。 速度としては、まだ、通常の状態に戻った程度ですが、 磁場強度がだいぶ強まっているので、引き続き上昇し、高速状態に移行すると思われます。 27日周期の図を見てください。 変化の始まりとしては、前周期とだいたい同じタイミングになりました。 これから5日くらい、高速風が続きそうです。 磁気圏活動は、まだ静かです。 しかし、太陽風の磁場強度が強まったことで、南向き磁場が強まる可能性があり、 この影響で、磁気圏活動も活発化すると思われます。 実際、ACEの図の最新(右端)の部分には、-15nTの強い南向きが観測されています。 ひとまず、この影響が今回の高速風による擾乱の第一弾となりそうです。 幸い、アラスカのライブカメラの配信が復活しています。 今日から明日にかけて、年越しのオーロラ観望がかなうかもしれません。 これから3日くらい、注目だと思います。 SOHO EIT195を見ると、コロナホールは太陽の西半球にすっぽりと入り、 東半球は、特に何も見えないようです。 今回の高速風通過後は、穏やかな状態が続きそうです。 太陽は今日も無黒点です。 結局、12月もほとんど無黒点の1ヶ月となりました。 太陽では、少しずつ新しい周期への動きが見えていますが、 その歩みは相変わらずとてもゆっくりです。 2008年も残りわずかとなりました。 みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。31日9時(世界時31日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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